町民ライター座談会・中編〜世代を問わず交流が増える〜
2020年12月に立ち上げたホロロジー。サイト立ち上げの準備期間中、上士幌町で生まれ育った2人の若者にライターとして携わってもらっていました。中編では、幅広い世代との交流をしてみての気づき、はたまた昔からの付き合いのある同級生の取材について語ってもらいました。前編はこちら
町民ライター
竹中 勇輔
上士幌町生まれの26歳。中学まで上士幌町にいた本日の主役の1人。淡々といつも笑顔でいてくれる。けれど、内に秘めている感情の波は情熱的。
町民ライター
宮部 純香
上士幌町生まれの24歳。高校まで上士幌町にいた本日の主役の1人。優しい笑顔で周囲を包み込む。ミーティングのときは、ビシバシ意見する頼りになるお姉さん。
在住ライター
西村 奈々子
大阪出身23歳。上士幌在住。メンバー最年少を理由にとことん甘えている。やるときはやります。この記事も書きます。ィングのときは、ビシバシ意見する頼りになるお姉さん。
ホロロジー編集担当
野澤 一盛
京都出身、帯広在住。年上を感じさせないフラットさが、皆に愛される。追い詰められたら、エンジンがかかる。この記事のファシリテーター。
これまでにない幅広い人と会話するように
取材してどんどん記事を作っていく中で、良かったなと思うことはありますか?
同世代の人でも、今まではなかなか話題に上がらなかったことについて話せたり、おじいちゃん、おばあちゃんとも話す機会が多かったり。こんなに幅広い人とこの短期間で話すことってないから、貴重な経験でした。
取材に行くことで世代を超えた課題みたいなものが見えてきたというか。見ている視点がいろいろあった。こうやって話してるときは僕らの世代の目線があって、違う世代と話すと、違う世代の人たちの話を聞くことができるから、そこを通してこの人たちはこう考えてるんだ。ここはいいと思っているんだというのを知ることができましたね。
うんうん。
多分それを通して、町としてどういう方向性でどんな町にしていったらいいかなとか。そういう話をする場ができたときに、上士幌町民にとってより良い町に近づいていくのかな、と思います。
ホロロジーで幅広い年代の人を取材することで、いろんな世代間の見方が見えてくると思うんですよね。だからこのホロロジーの情報を通して、まちづくりにつなげていけたら、めちゃくちゃいいなって思いました。
確かにここが情報の交流地点みたいになるといいね。
いろんな目線が入ってくることによって、この町の課題は何かとか見えてくるといいですよね。「こういうことを求めてたのか」という声が聞こえてくるサイトになったらすごくいいなっていいなって思います。
町の人たちの声がより届きやすくなればいいですよね。
確かに、町議とかになると年齢層も多分高くなるし。ホロロジーで若い人が書いているもの、それこそ同級生の話を町議の人たちが見て、何か動きが変わってきたら面白いですよね。
うん。めちゃくちゃいい動きだなって思います。
うん、やる意味を感じますよね。
町をより活性化させるための要素になったらすごくいいなって思う。
本当、そうですね。
同級生企画!?同級生と大人になった今、語ってみて
ちょっと話変わって、同級生と対談したじゃない。
はい。すごく面白かったですよ(笑)。
アルバムも持ち寄ってくれたもんね。
そうそう、めっちゃ恥ずかしかったけど盛り上がった(笑)。取材だから踏み込めて、改めて聞けたってことがありましたね。進路の話とか。実は知らなかったなみたいな。
うーん、しないよね。対談は高校が一緒の子だったの?
小中高が一緒の子で。でもクラスが違ったりとか、こっちは進学したけど相手は就職で。改めて、取材ということで突っ込んだ話をしてみて、全然知らないこともあったりして、面白かったです。
そうそう。取材をすると知らない話をたくさん引き出せるよね。
何回か一緒にご飯はしてるんですけど、「でもこんな機会ないと、喋らなかったよね」って同級生から進路の話をしくれて。だから、改まってじゃないとできない話って取材じゃなかったらできなかったし、やって良かったなって実感しています。
そうですね、いい話をしてくれましたね。
こういう話は町を作ってる大人たち、例えば「上士幌町に戻ってきて欲しい」とか「町内の会社に勤めて欲しい」と考える人にすごく参考になる話だと思うんだよね。そういうリアルな本音の情報って実はあまり聞けなかったりするから。
そうですよね。
そういう情報って、僕みたいに、地域外出身で移住してきた人間が一朝一夕で取材しても引き出せない話だと思っているんだよね。
たしかに、昔から馴染みのある顔、地元だからこそ、話せることってありますよね。
そうそう。地元だし、前から知っているからこそ話してしまうっていうね。しかも、取材が始まる前って昔話に花が咲くんだけど、当時の青春の話から始まるから、喋りやすい雰囲気が自然に作れるのもいいなと。
喋りやすい雰囲気を作るって大事ですよね。同級生だと気心知れてるから話しやすい環境に勝手になりますよね。
しかも、嘘ついたら絶対バレるじゃない。同級生は昔のこと大体知ってるし(笑)。
うん、バレる(笑)。
だから正直な話が出やすいと思ってる。同級生シリーズは。
かっこいいこと言おうとしてもバレちゃうよね(笑)。
バレますね。「そんな人だったっけ?」みたいに言われるし(笑)。
竹ちゃんは同級生企画をやってみてどうだった?
楽しかったです。でも昔の僕ってすごい嫌な奴だったんですよ。それを反省して、謝る感じにもなって(笑)。
(みんな笑う)
すごい嫌な奴だったんですよ(笑)。
記事読んでて伝わってきたよね(笑)。
(みんな笑う)
めちゃくちゃひねくれてたんですよ、今もひねくれてるかもしれないけど(笑)。
でも良かったんじゃない?このタイミングにああいう風に話ができて。
良かった、かな(笑)?
(みんな笑う)
でも同級生も取材がなかったら、近くにはいるけど改めて会うことはなかったと思うから。そういえば、取材をしてるときは中学校のときにタイムスリップしたような感覚があったんですよね。
へえー!
話し方とか声のトーンとか聞いたことあるぞみたいな。それがめちゃくちゃ懐かしい感じで。
うんうんうん。
その瞬間はすごい心地良かったですね。だから、タイムスリップしたい人がいたら、ぜひ。
やったらいいですよね〜。
本当にその10何年前に戻った感じというか。
戻れた感覚のときってやっぱり思考が変わったりするの?
中学校のときの自分に戻るんですかね。
取材の文字起こしや記事を作るときも思い出しているの?
そうですね。
「あのときの自分、ああだったからこれからはこういう風にしよう」とか。「あの態度は良くなかったからこれから気をつけようかな」とかそういうのはあったりする?
反省しかないですよ(笑)。
(みんな笑う)
取材が終わってから同級生からは、良かったねとか誘ってくれてありがとうといった言葉はあった?
終わった後ありましたよ。
良かったって?
そうそう。中学校のときは全然話してくれる感じじゃなかったけど、みたいな前置きがあって。改めて話せて良かったよ〜、またご飯行こうねってなりましたね。
おお、すごいね、恋も芽生えるかもね(笑)。
ね、今ちょっといいなあって普通に思っちゃいました(笑)。いいなあ女の子二人に囲まれて。
(みんな笑う)
そういうのを狙っている人はぜひ(笑)。
僕は上士幌町出身じゃないけど、好きだった子と対談したい。あのとき、僕のことをどう思ってたのって、答え合わせがしたい。
あはは(笑)。
やってほしいし、上士幌町の人にも。
うん、上士幌町の人にやってほしいから事例としてまず自分がやりたい(笑)。ホロロジーに関わることへのハードルを下げたいんだよね。上士幌町に同級生の初恋の人を連れてきた。みたいな企画やりたいもの。
やりたがりだ(笑)。
(みんな笑う)
そういう参加方法、あの子に取材できるならやってみようかなというムードをこのメンバーで作っていきたいと思うよ。それが楽しかったら尚更最高じゃない。。
たしかに。やりたい人はどこかで声かけてください(笑)!
いかがでしたでしょうか?話も盛り上がっているところですが、後編はこちらからご覧ください。