上士幌ホロロジー上士幌ホロロジー

上士幌ホロロジー公式Instagram 上士幌ホロロジー公式twitter 上士幌ホロロジー公式Facebook
検索
メニュー
今日のかみしほろ
7.1(金)
14℃
  • ホーム
  • 上士幌ホロロジーについて
  • かみしほろの暮らし
  • かみしほろの文化
  • かみしほろの遊び
  • まちの広報
  • メンバー募集
  • お問い合わせ
  • メニュー
  • ホーム
  • ABOUT
  • かみしほろの暮らし
  • かみしほろの文化
  • かみしほろの遊び
  • まちの広報
  • メンバー募集
  • CONTACT

かみしほろの暮らし

気持ちいいぞ! 薪割り体験!

2021.1.30
MYMICHIライフスタイル体験薪ストーブ

「スパーンッ!」
薪が綺麗に割れるとそんな音が聞こえてきます。
そして残った手の感触はとても軽いです。
「バチーンッ!」
そんな衝撃音が全身に響き渡るときもあります。手はビリビリ。その薪割りは失敗です。斧の入る角度が真っ直ぐじゃないときによく起こります。角度を調整して再チャレンジ!私たちが上士幌町で参加した「MY MICHIプロジェクト」で行った薪割り体験をレポート!


WRITER

澤田 遼

MYMICHI2期生。愛知県出身。十勝晴れによって照らされる広大な山々とその麓に広がる自然豊かなこの上士幌の景色に心を奪われてしまいました。移住もありかなと考えるようになった今日この頃です。好きな言葉は「今日が1番若い」。


四戸家名物「無限薪割り」

この日は上士幌町認定保育園ほろんで保育士をされている四戸(しのへ)智昭さん(31歳)のお宅にお邪魔して薪割り体験をさせていただきました。

四戸さんのお宅に到着すると、そこには四戸さんと四戸さんの友人で上士幌町で農業をされている小林悠樹さん(31歳)がいらっしゃいました。

こちらが本日のメニュー。

四戸さんが今日のためにわざわざ作ってくださいました!

無限薪割り(笑)と思い、ふと四戸さんのお庭を見るとそこには細めの丸太からウエストくらい太い丸太までさまざまな丸太がゴロゴロ。

まずは四戸さんによるレクチャー!

斧を振り下ろす位置は慣れるまではこの辺りが良いそうです。あんまり手前だと万が一空振りしたときに斧が自分に当たる危険がありそれを防ぐためです。

そして四戸さんのお手本。

四戸さんにかかるとこんな太い丸太も

スパーンッ!

一発でこんなに簡単に割れてしまいます。かっこいい・・・!!

ここで少し斧の説明を。

斧は物によってマチマチではあるものの、重さは約2キロ前後。2リットルのペットボトルほどの重さですが、斧は刃がその重量のほとんどを占めるため、握りに近い側で持つほどずっしりとしたその重さを感じます。

最初は利き手を柄腹部分に、握りを逆の手で持ってそのまま下ろします。

エイッ!

なかなか四戸さんのようにはうまくいきません。

木の皮だけを切ってしまったり、表面に傷をつけまくり、魔界の模様みたいにしちゃったり・・・。なかなか上手くいかないなぁ。とか言いながら続けること10分ほど。段々続けていくうちに振り下ろした斧が丸太を貫通するようになってきました!

そうなったら次のステップです。

今利き手はずっと柄腹にありましたが、今度は柄腹にある利き手を上に持ち上げたときに握りの方にスライドさせます。

柄腹にある利き手を

振りかぶって

頂上に到達する頃に手をスライドさせて

一気に

振り下ろし体制に入り

あとは丸太に目掛けて振り下ろす!

スパーーンッ!! 気持ちいいー!!!!

割ってすぐの薪は多くの水分を含んでいるため、こうして乾かします。

床を作って空気の通り道を作り、屋根を被せて雨風を防ぎ。そして後は空いてる穴から風を通して干していきます!

乾くまでに大体1年以上かかるそうです。

心の声「1年か、そんなに寝かせておくんだ・・・」

そしてこの写真に写ってる棚分くらいが1年間で使う薪の量だそうです。すごいたくさん!!

薪割りは全身を使って行うため、体がぽかぽかになります。

めっちゃ暖かい!!と言いながら気温2℃の中、上着を脱ぎ決めポーズをとるジミー。

四戸さん宅にはこんな機械もありました。

これは焚き付け作り機です。薪は太いため直接火をつけてもなかなか着火しません。そこでまずは、火をつけるために焚き付けが必要になります。

使い方はとっても簡単! まずはハンマーで薪が自立できるまで叩きます。

きちんと立ったら後はたくさん叩くだけ!

簡単に割れました!

焚き付け用の木材は薪と混ざらないようにコンテナへ。

陽が傾き始めて、たくさん割った薪を乾燥棚に徐々にしまい始めた頃、四戸さんに薪ストーブを始めたきっかけを尋ねると、とても意外な答えが返ってきました。

澤田

いつから薪ストーブを使うようになったんですか?

四戸さん

4年前かな。

澤田

始めるきっかけは何かあったんですか?

四戸さん

昔から憧れがあったことと、薪の癒しっていうのがまずあるかな。あと仕事で保育について改めて考えていろいろ勉強する機会があって、その知識を家につなげたってところも大きいかな。

澤田

そんな機会があったんですね。

四戸さん

そうなんだよね。4、5年前に「ほろん」(上士幌町認定こども園)のすぐ北側に新しく「ほろんの森」っていう広場を作ることになったんだ。どういった場を作るのが良いだろうと思って、そのときにもう1回自分の中で保育について勉強し直したんだよね。都会に負けない、田舎だからできる教育プログラムや経験を積めるような場にできないかなって思って。そこで原体験とか野育とか今話題のSDGsとかを改めて勉強し直したんだよね。

澤田

そんなことがあったんですね。

四戸さん

うん。そうしたときにさ、子どもたちが今のこの世の中を生き抜くために一番必要なことって何だろうって思ったら、原点に立ち返って、自然を愛することだったり、資源を大切にするっていうことかなって思ったんだ。そういう思いがあって、ほろんの森には、井戸水を引いて水遊びができる場所や、「忍者小屋」という身長よりも高い石垣を登って遊べる場所や、グラウンドとは少し違う冒険的で継続的で主体的な遊びができるスペースを作ったんだ。それに加えてそこに焚き火のスペースも作ったんだよね。

澤田

え、子どもたちが焚き火!? 危なくないんですか?

四戸さん

もちろん大人が見ている前でね。火って暖かいしすごく便利なものだけど、一歩間違えたらすごく危ないでしょ。火に対する危機感とか危機管理能力も育てられたらいいなっていうのがあって。そんなことも伝えられる場所を提供できないかなって思ったんだ。

澤田

それが自宅にも活かされたということですか?

四戸さん

そうだね。それで自分の家を建てるときも、もちろん薪の温かさとか癒しもあるんだけど、自分の子供への教育的なところでも薪ストーブを取り入れてみようって思ったんだよね。

澤田

まさかそんなかっこいい動機だとは思いませんでした・・・。

四戸さん

ありがとう(笑)。薪が上手く割れた瞬間がたまらなく気持ちいいってのももちろんあるけどね(笑)!

そんな会話をしていると、四戸さんの同僚の鎌田健司さんが到着し、コーヒーの焙煎が始まりました。

Four  Houses  Coffee  Base「自家焙煎」体験 Kama

鎌田さんは、コーヒーの焙煎が趣味だそう。「せっかくだからみんなにも体験してもらおうと思って」と、四戸さんが鎌田さんに声をかけてくださっていたのでした。

嬉しいです・・・! ということで、ここからはコーヒーの焙煎講座に!

さっき割ったばかりの薪・・・はまだ乾燥させないといけないので、前年に四戸さんが割った薪でコーヒー豆を焙煎することに。

ちなみに鎌田さんが自家焙煎を始めたきっかけは、コーヒーが大好きで焙煎豆をたくさん買うけど、毎回焙煎豆を購入するのは金銭的に辛い!! という理由からだそうで、今では生豆を購入し自ら焙煎を行うようになったそうです。これはかなりのコーヒー好きなのでは!?

これがコーヒーの生豆です。白い!!!

これを加熱していきます。

豆全体に熱を加えるために。そしてコーヒー豆の皮を熱で剥くために、熱して振って熱して振ってを繰り返していきます。

この焙煎によってあのコーヒーの香りや苦味、酸味が出てきます。浅めに焙煎すると酸味が多く、深めに焙煎すると苦味が多いといわれているそうです。

それにしても焚き火あったかいな〜!!

焙煎係の人は火のすぐそばに行けるのでちょっとした場所取り争奪戦に(笑)。

中にはフライパンそっちのけで自分の体を暖めはじめる人も・・・(笑)。

だんだんと色が茶色になってきました。うんうんコーヒーの香りもしてきたような!

さらに熱していくと・・・

だんだん黒くなってきたぞ!

熱した後3、4日経つと美味しいコーヒーになるそうで、その日を楽しみしにしながら持ち帰らせていただきました!

袋にはしっかり「回想珈琲 four houses coffee base」の文字が!

17時。最後にみんなで集合写真。

帰り際、「また薪割りしたくなったらいつでもおいで!」と四戸さんがおっしゃってくださいました。

そして仲良し3人組のお写真も撮らせていただきました(左から四戸さん、小林さん、鎌田さん)。

いい表情だなぁ。こうやって肩を組める仲間がいるって素敵だなぁ。そんなことを思いながら家路へと向かいました。

ありがとうございました!!

  • 前の記事

    子どもたちへ贈るクリスマスプレゼント〜夜空を彩るバーナーグロー〜

    12月22日、認定こども園ほろんの子どもたちに『サプライズ企画』で元気になってもらおう!というイベントが行われました。題して、こども園キッズに「クリスマスプレゼント」プロジェクトwith上士幌高校熱気球部!!(冒頭写真提 […]

  • 次の記事

    世界80カ国を旅した写真家が上士幌町に移住!その理由とは!?~写真家・伴公夫さん~

    上士幌町に面白い写真家がいるらしい。「世界80カ国以上を旅しながら写真を撮り、どこに行くにも常に小さな折りたたみ自転車で移動している、ちょっと変わった写真家が上士幌にいるよ」。そんな噂を耳にしました。それから間もなく、ま […]

記事一覧に戻る
上士幌ホロロジー公式twitter 上士幌ホロロジー公式Facebook 上士幌ホロロジー公式LINE
関連記事
暮らし 2020.12.14

願いは叶う。バスケットコートと子育てへの想い。

上士幌町の住宅地を歩いていると素敵な家がいくつも目に入ります。北欧住居のような家や鮮やかな色のカラフルな家、すごく大きな家。今回はその中でも、素敵なバスケットコートがある家の、持ち主の夢とこの町への感謝が込められたストー […]

遊び 2020.12.14

東大雪の自然、世界の昆虫、そしてバックヤードへ!ひがし大雪自然館

大雪山国立公園内に位置し、豊かな大自然に囲まれた糠平(ぬかびら)地区で、ひときわ目立つピカピカのおしゃれな木造建築物。それがひがし大雪自然館で、ここ東大雪地域の自然・歴史の展示や、登山情報の提供などを行っています。さらに […]

文化 2021.1.24

上士幌の歴史と小学校の校長先生に学ぶ「今を一生懸命生きて、未来に繋ぐ」

「上士幌の歴史を知ろう!」僕たちが参加した「MY MICHIプロジェクト」で上士幌を学ぶプログラムとして、上士幌小学校の目黒校長先生を訪問しました。目黒先生はここ上士幌で生まれ、ご自身で上士幌に関する本も執筆されているほ […]

暮らし 2021.1.18

上士幌町民に愛され続けて20年。農家さんの仲良し主婦メンバーで続ける『かあちゃんばーちゃん野菜市』

毎週水曜日になるとランチで人気な上士幌町のカフェ『一休』さんで開催される『かあちゃんばーちゃん野菜市』。一休さんの裏にあるバルコニースペースが解放されており、店内にはずらりと採れたての野菜が並んでいます。上士幌で共同生活 […]

町のこと 2021.1.2

上士幌高校の商品開発授業に密着(1)〜スパイスについて知ろう〜

上士幌高校の科目「ライフデザイン」を専攻する生徒と上士幌町のパン屋「トカトカ」、そしてスパイスメーカー「クラフトキッチン」の3者が協力し、新しいパンを開発するという情報を入手。1月下旬の販売会に向けて、2020年11月2 […]

暮らし 2021.1.31

世界80カ国を旅した写真家が上士幌町に移住!その理由とは!?~写真家・伴公夫さん~

上士幌町に面白い写真家がいるらしい。「世界80カ国以上を旅しながら写真を撮り、どこに行くにも常に小さな折りたたみ自転車で移動している、ちょっと変わった写真家が上士幌にいるよ」。そんな噂を耳にしました。それから間もなく、ま […]

暮らし 2020.12.14

北上さんだから焼かれたい、お節介

上士幌町に住む人たちを外の目線から取り上げてみてほしいと依頼をいただき、今回、上士幌町に初めて足を踏み入れることに。「まずはこの人に会っておいで」と紹介されたのは、上士幌町に移り住んで20年以上になる、とある一人の女性。 […]

RANKING

人気の記事をピックアップ!

1
町のこと 2020.12.14

牛の糞尿がエネルギーに生まれ変わる!~畜産バイオマスを活用した資源循環・エネルギー地産地消のまちづくり~

酪農が盛んな上士幌町。しかし、今後も増頭する牛の糞尿をどう適切に処理するかが課題としてありました。今回は、バイオガスプラントによる家畜糞尿適性処理の取り組みからスタートした畜産バイオマスを活用したまちづくりについて、役場 […]

2
遊び 2021.3.9

上士幌町ならではの体験!熱気球で空の旅! 

2020年8月末から5カ月間、JICA訓練生として上士幌町に滞在していました。上士幌町ならではの体験をたくさんさせていただいたのですが、その中でも上士幌町といえば「熱気球」。「一度は乗ってみたい!」と思っていたところ、上 […]

3
文化 2021.5.12

上士幌町で黒曜石を彫り続ける理由。十勝工芸社・前編

上士幌市街地から国道273号線を糠平方面に向かって進んでいくと、白樺の木々に囲まれた白い建物が見えてきます。そこは「十勝工芸社」という工房で、黒曜石(十勝地方では十勝石とも呼ばれます)を加工し、石の魅力を引き出す工芸品を […]

4
暮らし 2022.4.21

『かみしほろ地域食堂うれしか』の想い

『かみしほろ地域食堂うれしか』が2022年4月23日(土)12時より、ふれあいプラザにてオープンします!うれしか立ち上げに動き出したのは、以前ハレタでベトナム食堂を開催してくださった鈴木香さんです。地域の新しいコミュニテ […]

5
文化 2021.3.5

上士幌の素晴らしき廃線跡巡り 美しいアーチ橋見学&幻の鉄道・拓鉄を探る!【士幌線篇】

上士幌町の見どころの一つで旅行者を惹きつけているのが、今も残っている国鉄士幌線の廃線跡。特に、鉄道ファンにとっては日本の数ある廃線跡の中でもかなり有名な存在です。しかし、「タウシュベツ川橋梁は知っているけれど、ほかにはど […]

6
暮らし 2021.4.30

腹筋する木彫りの熊 好きで好きで彫り続けた伊藤さんの60年

上士幌町に変わった木彫りの熊を彫る人がいる。そんな噂を聞きつけたホロロジー編集部。上士幌町に住んでいる人でも知っている人が多くなかったというこの木彫りの熊を彫る伊藤幹男さんにお話を伺ってきました。そこには、実直に自分の好 […]

7
暮らし 2021.2.10

農家に嫁いだママたちのホンネ〜農家のママさん座談会〜

上士幌町に広がる十勝らしい畑の景色。皆さんは農家の生活にどんなイメージを持っていますか?今回は、結婚を機に上士幌で生活している3人のママ友さんに集まっていただき、初めて上士幌に来たときの気持ちや町での子育て、農家の奥さん […]

8
暮らし 2021.3.10

酪農を知ろう! 荒井牧場見学 〜機械化する酪農の形~

2020年11月から「MY MICHI プロジェクト」第2期に参加した私は、プログラムでサンクローバーさんを見学し、その模様をこのホロロジーに掲載しました。そしてプログラム終了後も上士幌町に残ることにしたのですが、せっか […]

9
文化 2021.2.8

上士幌町でも門松を作っている??北海道緑化樹芸さんに潜入してみました!

日本のお正月といえば忘れてはいけないのが正月飾り。年神様を迎えるために飾られるものの一つに門松がありますが、皆さんは門松がどう作られているのかご存じですか?聞けば上士幌町にも門松の製作をしている会社があるのだとか。僕たち […]

10
暮らし 2021.3.14

小学1年生の勉強のお手伝いをしてみました!

2020年12月に私たちJICA訓練生は「町内の方々の困りごとを、訓練生が人材センターの会員として自分たちの得意分野を活かして解決します」という企画を行いました。私たちが8月に来町してからお世話になった人たちに向けて、「 […]

キーワード検検索

注目のキーワード

人気のタグをピックアップ!

#町民ライター#インタビュー#MYMICHI#体験#ライフスタイル#20代#同級生#関係人口#子育て#町の取組#生活の知恵#アウトドア
生涯活躍のまちかみしほろ 北海道上士幌町 上士幌町観光協会 かみしほろ会社仕事図鑑 北海道 十勝・上士幌町移住ドットコム
Copyright © 2020 Sample.Inc All Rights Reserved.
運営会社 プライバシーポリシー 利用規約