日本全国の若者へ、新しい出会いの場をつくる―「MY MICHI プロジェクト」
上士幌町の資源を活用した、1カ月間の滞在型体験プログラム
「MY MICHI プロジェクト」は、上士幌町外に住む20~30代の若者を対象とした滞在型体験プログラムです。参加者はシェアハウスで1カ月間の共同生活を送りながら、人や自然、産業など上士幌町の資源を活用したさまざまなプログラムを体験します。
提供するプログラムは、それぞれ「遊ぶ」「学ぶ」「働く」をテーマとして構成しています。
「遊ぶ」では、ネイチャートレイルや釣りなど、上士幌町の大自然を感じるプログラムを用意。広大な自然を満喫しながら、自分の心を解放できる時間を提供します。
「学ぶ」では、町に住む人たちから地域の暮らしや取り組みについて話を聞く機会を設けます。町の人の生き方や考え方に触れることで、参加者自身が自分の生き方を見つめ直すきっかけをつくります。
「働く」では、町の産業に触れたり、地域の困りごとや課題を解決するための仕事を行います。日本の食を支える北海道・十勝地域の生産、加工、販売の現場を見学したり、町の高齢者や学生、地域住民との触れ合いや新たな経験を通して、自分の興味や特技の発見につながる機会を提供します。
またこれらのプログラムの体験は、レポートとしてまとめていきます。
町外の若者と町の人たちとの出会いをつくる
この事業が目指すのは、町外からの参加者と町の人たちとの出会いをつくり、上士幌町の「関係人口」を増やしていくこと。関係人口とは、移住者や観光者ではない、地域や地域に住む人たちと多様に関わる人たちのことをいいます。
たくさんの若者たちが上士幌町を知り、町や町の人たちと触れ合うことで、自分の生き方や新たな選択肢を見つけてほしい。町の人たちには、若者たちと接することで町の価値や可能性に改めて気づいてほしい。
このプロジェクトを通じて多くの出会いが生まれ、その出会いが、それぞれに影響し合い、学びや気付きのきっかけになっていくことを願っています。
「町の人たちに触れて、考え方が変わった」
2020年度から始まったこのプログラムは、2020年9月にはJICA(独立行政法人国際協力機構)からJICA海外協力隊の訓練生4人が第1期モニターとして参加。そこからプログラムを練り上げた11月には事業の本格スタートとなる第2期を開催し、道内外から5人の若者が参加しました。
「上士幌町に住む人たちは、自分たちが生きたいように暮らしている」
「上士幌には、好きだから、という理由で行動したり活動している人が多い」
「町が好き、景色が好き、人が好き。触れ合った人たちのそんな素直な生き方や考え方が素敵だと思った」
「都会の生活や価値観しか知らなかったが、町に住む人たちと接して、考え方が変わった」
1カ月間のプログラムを終えた5人は、そんな言葉を残してくれました。
産声をあげたばかりの「MY MICHI プロジェクト」は、多くの人たちが出会い、その出会いが循環していくことで進化し、成長していくプロジェクトです。プロジェクトを通じて、一人でも多くの若者が自分の道に出会うこと、そしてこの町と持続的に関わっていくことを期待しています。
※「MY MICHI プロジェクト」への参加募集については、下記のURLや各SNSで情報を公開しています。
【MY MICHI プロジェクト】
URL:http://kamishihoro-town.com/mymichi/
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