ノルディックウォーキング【入門編】を開催しました
まちづくり会社では、2018年度より上士幌町健康ポイント事業を運営しています。
「健康ポイント事業」は、日々の歩数を記録したり、健康診断やがん検診を受診したり、町内で開催される対象イベントに参加することで「健康ポイント」が付与され、そのポイントを上士幌町内で使える商品券と交換できるという取り組みです。
今回は健康ポイント事業の一環として、遊方屋(あそうぼうや)の鞘野紳量(さやのしんりょう)さんを講師としてお招きし、2023年9月2日にノルディックウォーキング【入門編】、9月9日に【応用編】を開催しましたのでその様子をお伝えします。
また、健康ポイント事業の詳細については、こちらもご覧ください。
INSTRUCTOR
鞘野 紳量
ノルディックウォーキングの指導やレッスンを行うほか、アウトドアガイド事業も行う「十勝ガイドサービス 遊方屋」を2006年に開業。自治体、企業向けのノルディックウォーキング講習会や個人向けのパーソナルレッスンのほか、歩行研究家として歩行に関する相談も受け付けている。
PHOTOGRAPHER
土門 史幸
フリーカメラマン。2021年6月から上士幌町で地域おこし協力隊としてまちづくり会社で活動中。苫小牧市出身。写真や動画で地域の魅力を伝えたい。空・水中ドローンも扱えます。
ノルディックウォーキング【入門編】の様子
ノルディックウォーキングについて説明する鞘野さん
初回のノルディックウォーキング入門編では、まずは座学にてノルディックウォーキングの概要を学び、その後、実際にストックを使いながら町内の平坦な道を歩いてみるという内容で実施しました。
ノルディックウォーキングは、年齢・性別・運動経験・体力などにかかわらず、ストックを用いて、誰でも行うことができる歩行運動です。ストックを使用することで自然に歩幅が広がり、歩行速度も速くなるため、通常のウォーキングに比べてエネルギー消費量が約20%上昇するそうです。また、歩行中の姿勢が良くなることで関節の柔軟性が向上し、バランスの保持・転倒予防にも効果があるということを教えていただきました。
町内を歩く
ノルディックウォーキングの概要について学んだ後は、いよいよ実践です。
ノルディックウォーキングの効果を発揮させるためには、道具となるストックを正しく使うことが大切とのことで、まずは鞘野さんが参加者1人ずつのストックの長さを調整してくださいました。
姿勢を正した状態でストックを握り、腕が直角より若干下がる状態になるのが適正な高さなのだそうです。
ストックの長さを調整中
ストックの調整が完了した後は外に出て、
怪我をしないようにストックを使ったストレッチを行いました。
ストックを使うことにより、体を支えてくれる部分が増え、安全かつ柔軟にストレッチを行うことができるとのことでした。
歩く前に入念にストレッチをする
ストレッチ終了後は、いよいよ出発です。
参加者の皆さんは、途中途中で鞘野さんから「ひじはなるべく伸ばして、ストックを後ろに押し出すように歩きましょう」「顔を上げると姿勢がよくなりますよ」などのアドバイスをいただきながら、町内を1キロ程度歩かれました。
また、「普段歩くスピードは一番楽なスピードなのでそれよりも少し速めに歩く」「複数で歩く場合は会話をしながら楽しく歩くということが大事」など、身体の動かし方だけでなく、ウォーキングを楽しく継続するための意識の持ち方も教えていただきました。
鞘野さんのアドバイスを受けながら歩く参加者のみなさん
今回のノルディックウォーキング【入門編】では、「歩くことは唯一会話が伴うフィットネス」という鞘野さんの言葉のとおり、参加者の皆さんが、自然と会話をしながら笑顔で歩かれていたのが印象的でした。
参加者の皆さんに感想を聞いたところ、「ストックを使うと普段の歩行よりもキツイ」「歩幅が広がるので普段使わない筋肉が痛い」「二の腕、股関節、足など全身に効いているのがわかる」などのお声もいただきました。歩く楽しさだけでなく、ノルディックウォーキングの効果も体感されたご様子でした。
次回の記事では、ノルディックウォーキング【応用編】での様子をお伝えします。お楽しみに!
…ノルディックウォーキング【応用編】に続く。