ノルディックウォーキング【応用編】を開催しました
まちづくり会社では、2018年度より上士幌町健康ポイント事業を運営しています。
「健康ポイント事業」は、日々の歩数を記録したり、健康診断やがん検診を受診したり、町内で開催される対象イベントに参加することで「健康ポイント」が付与され、そのポイントを町内で使える商品券と交換できるという取り組みです。
今回は健康ポイント事業の一環として、遊方屋(あそぼうや)の鞘野紳量(さやのしんりょう)さんを講師としてお招きし、2023年9月2日にノルディックウォーキング【入門編】、9月9日に【応用編】を開催しましたので、その様子をお伝えします。
また、健康ポイント事業の詳細については、こちらもご覧ください。
INSTRUCTOR
鞘野紳量
ノルディックウォーキングの指導やレッスンを行うほか、アウトドアガイド事業も行う「十勝ガイドサービス 遊方屋」を2006年に開業。自治体、企業向けのノルディックウォーキング講習会や個人向けのパーソナルレッスンのほか、歩行研究家として歩行に関する相談も受け付けている。
ノルディックウォーキング【応用編】の様子
出発前の準備運動
前回の入門編では、ノルディックウォーキングの基本を教えていただき、その後に実際に町内を歩いてみるという内容でしたが、今回は応用編ということで、市街地から車で25分ほどのぬかびら源泉郷まで出向き、散策路を歩きました。
数日前から小雨予報で天候が心配されましたが、当日は晴天に恵まれて、最高のノルディックウォーキング日和となりました。
参加者の中には、初めてノルディックウォーキングを体験される方もいらっしゃいましたので、前回の入門編に参加された方の復習も兼ねて、改めて歩き方のポイントやストックの使い方を教えていただきました。
まずはストックを使用した準備運動を行い、鞘野さんからの「楽しく会話をしながら歩きましょう!」の掛け声で出発です。
バランスを保持しながら慎重に渡ります
入門編では、平坦なアスファルト舗装の歩道を歩きましたが、応用編では、自然あふれる散策路で、坂道やデコボコした場所や大きな石がたくさんある場所などを歩きました。
鞘野さんからは「平坦な道を歩く際は、ストックを後ろに押し出すように使い、石の上などを渡る際には先にストックを前方につき、杖のように支えにしながら渡りましょう。」とアドバイスをいただきました。
参加者の皆さんは、時には会話を止めて川の流れる音や木の葉の揺れる音など、自然そのものの音に耳を傾けながらウォーキングを楽しまれました。
たっぷり深呼吸をします
散策路の途中の休憩ポイントでは、鞘野さんから「呼吸」についてお話がありました。
「皆さんには食べるものや飲むものに気をつけるだけでなく、呼吸も意識してみてほしいです。空気は体に取り入れるものの中で最も大切なものです。食べ物は1ヶ月、水は1週間取らなくてもなんとか生きることができますが、空気は1分取り入れないだけで体の機能を低下させてしまいます。呼吸はその空気を取り入れるための大切な人間の動きです。親しい仲間と会話をしながら歩くと、笑ったりすることで効果的に呼吸をすることができます。できれば時々自然の中を歩いて、木々が放出する新鮮で質の良い空気を取り入れるとさらに良いと思います。」とお話がありました。
鞘野さんからのお話を聞いた後、参加者の皆さんも実際に肺を広げるように大きく息を吸い、新鮮な空気を体内に取り入れていました。
登り坂での様子
また、通常のウォーキングとノルディックウォーキングの違いを体感するために、登り坂にさしかかったところでまずはストックを使って歩き、次にストックなしで歩くという試みが行われました。
皆さんからは「ストックを使わないと全身が後ろに引っ張られる感じがする」「ストックが支えになっていたのがよくわかる」などの感想が聞かれました。
歩いた後の足湯は最高です!
ゆっくりと1時間程歩いたあとは、ぬかびら源泉郷温泉公園で源泉かけ流しの足湯に入りました。
「足裏からジワ~っと全身が温まって気持ちがいい!」、「裸の付き合いならず、裸足の付き合いだね!」と皆さん笑顔でお話されていました。
足のマッサージをする様子
足湯のあとは裸足のまま芝生の上を歩いたり、足の指で草をつかんでみたり、マッサージをして足全体をほぐしました。
ウォーキング後のストレッチ
最後に、ストックを使用したストレッチを行いました。鞘野さんから「歩く前は体を動かすことを意識したストレッチ(※1動的ストレッチ)、歩いた後は体を伸ばすことを意識したストレッチ(※2静的ストレッチ)をすると良いですよ」とお話がありました。
※1体を動かして筋肉を刺激しながら関節の可動域を広げて柔軟性を高めるストレッチ。心拍数や体温を上げることができるので、運動前に適している。
※2 反動や弾みをつけずに筋肉をゆっくり伸ばすストレッチ。柔軟性のアップや可動域を広げる効果がある。
今回参加された皆さんからは「紅葉の時期にまた来たい」「自分でもストックを購入して歩いてみたい」などの感想をいただき、ノルディックウォーキングの魅力を感じていただけたようです。
ノルディックウォーキングは、最初は週に1回、慣れたら週に2回から3回と徐々に負荷をかけるのが良いそうです。また、1回ウォーキングを行ったら2日休んでまた行うというようにメリハリをつけて、代謝が落ちる直前にまたウォーキングを行う方がより効果的ということでした。
また、ストックの先端のゴムを取り外すことで冬仕様になるので、季節を問わずにノルディックウォーキングを楽しむことができるそうです。
鞘野さんは「今回の講座を機にノルディックウォーキングを始める方が増えるとうれしいです!」とおしゃっていました。これからストックをお供に町内を歩く方が増えるかもしれませんね!
健康ポイント事業では、今後も町内の皆さんの健康増進のため、イベントをはじめとした様々な取り組みを推進していきます。取り組みの様子はホロロジーの他、ハレタのインスタグラムやFacebookでもお届けしています。
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