第39回上士幌ウインターバルーンミーティング2023-イベント会場レポート-
第39回上士幌ウインターバルーンミーティング2023が、2月11日と12日の2日間で開催されました。
コロナ禍による2大会連続の開催中止を乗り越え、2020年以来3年ぶりとなった今大会。
競技会場は「航空公園」、イベント会場は「道の駅かみしほろ」と2つの会場を使用し、上士幌ウインターバルーンミーティング初の分散開催となりました。
残念ながら天候には恵まれませんでしたが、イベント会場「道の駅かみしほろ」では熱気球の体験搭乗が行われ、たくさんの人で賑わいを見せていました。
道の駅近くを飛ぶ熱気球に歓声も上がる
第39回上士幌ウインターバルーンミーティング2023の競技に参加した上士幌高校の熱気球部を取材した記事もあるのであわせてご覧ください。
>>3年ぶりの開催!第39回上士幌ウインターバルーンミーティング
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WRITER
宮﨑 ゆ子
【ライター入門講座受講生】生まれも育ちも上士幌の好奇心旺盛な主婦。三人の子育てを終え、夫の動物病院を手伝いながら夏は無農薬野菜の栽培を楽しんでいます。
PHOTOGRAPHER
土門 史幸
フリーカメラマン。2021年6月から上士幌町で地域おこし協力隊としてまちづくり会社で活動中。苫小牧市出身。写真や動画で地域の魅力を伝えたい。空・水中ドローンも扱えます。
待つ時間さえ至福の時間
夏の大会も含めバルーンの大会で大人気なのが熱気球体験搭乗です。
今年はコロナウイルス感染症対策としてインターネットでの予約制となっていましたが、開催1週間前には200組以上のキャンセル待ちが出ていました。
遠くは九州からの予約もあり、人気の高さを物語っています。
搭乗予定時間に合わせて会場に来場した方々は、自分の順番を待つ間もワクワクしながら熱気球を眺めている様子でした。
果てしない空への想像を思いめぐらせる至福の時間
お子さん連れのご家族が笑顔で空を見上げる光景は微笑ましく、素敵な時間を共有させてもらえました。
親子での体験搭乗は温かい思い出となったのではないでしょうか。
熱気球搭乗への憧れ
熱気球に搭乗した方にお話を聞くと「一度乗ってみたかった。嬉しいです!」「思ったよりも(遠くまで)見えました。頭上でバーナーが轟々と燃えるのが見えるのも迫力がありました」と感動されていました。
町外から参加されている方も多く、札幌を朝4時に出発したと話す年配のご夫婦は、上士幌ウインターバルーンミーティングには、何度も足を運んでくださっており、ぬかびら源泉郷をはじめ町の観光地にも詳しく「熱気球の写真を撮影するのが趣味なんです。上士幌町大好きですよ」と話してくれました。
町外の方に自分の住む町が好きだと言ってもらえることが大変嬉しかったです。
鮮やかな模様の熱気球が上昇すると一斉にカメラのシャッターを切る音がする
雪や風の影響により一時中断する時間帯もありましたが、上士幌ウインターバルーンミーティングは多くの笑顔で溢れていて、あらためて夢のある素敵なイベントだなと感じました。
親子での体験搭乗は温かな思い出となったのではないでしょうか。
賑わいを見せる道の駅かみしほろ
イベント会場が道の駅に変わったことで、従来の会場では外で待つしかなかった体験搭乗も、施設内で暖をとりやすく車中で待つこともできるようになりました。
道の駅内も、小さな子ども連れの家族も多く見られたくさんの方に道の駅を楽しんでもらえたのではないでしょうか。
賑わいを見せる道の駅かみしほろ(写真提供:宮崎ゆ子)
外にある屋台も人気があり、行列が途切れることなく人が並んでいました。
ただ、上士幌町民の姿が少なかったことが残念です。もう少し町民にも参加してもらい町全体で盛り上がるといいなと思います。
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