上士幌ホロロジー上士幌ホロロジー

上士幌ホロロジー公式Instagram 上士幌ホロロジー公式Facebook
検索
メニュー
今日のかみしほろ
7.1(火)
19℃
  • ホーム
  • 上士幌ホロロジーについて
  • かみしほろで活躍する人
  • かみしほろの活躍コミュニティ
  • まちづくり会社の事業紹介
  • スマホロ通信
  • お問い合わせ
  • メニュー
  • ホーム
  • ABOUT
  • かみしほろで活躍する人
  • かみしほろの活躍コミュニティ
  • まちづくり会社の事業紹介
  • スマホロ通信
  • CONTACT

「なりわいを創る前」の若者たちによるコミュニティスペースづくりへのチャレンジ

2023.5.11
コミュニティ上士幌協力隊知識

上士幌町では、起業や新規事業を検討している町民に向けた事業計画書作成セミナー「かみしほろ起業塾」を実施しています。
これまでに21人が受講し、5人の方が上士幌町で起業を実現されました。

一人ひとりの思いをかたちに―「かみしほろ起業塾」


一方、何かしてみたいけどまだ具体的な計画はない、自分にどんな可能性があるのか模索してみたい、という潜在的に起業に関心や興味を持つ人たちも数多く存在します。


まちづくり会社では、そんな「なりわいを創る前」の町民の方々に向けて、スキル、経験、知識を吸収できる場を提供する「開拓社プロジェクト」を、2022年度の秋から冬にかけ実施しました。

開拓社プロジェクト始動

開拓社プロジェクトに参加することになったのは、町内で活動する5人の地域おこし協力隊員でした。
プロジェクトの初回、自分たちにとって関心が高いテーマについて話し合った結果、「コミュニティスペース」づくりを行っていくこととなりました。

地域おこし協力隊として上士幌町に移住してきた時に感じた、「職場以外の人とのつながりをつくるきっかけがない」や「地域の中でやってみたいことが漠然とはあっても、相談先や進め方がわからない」という不安、「気軽に行ける場所や、目的がなくても立ち寄れる場所がない」という孤独な気持ちの記憶が、5人に共通してあったようです。

こうして、「コミュニティスペースplat(ぷらっと)」の企画が生まれることとなりました。

やりたいことの行先を方向づける、地図のような場所‐コミュニティスペースplat

そこから、コミュニティスペースのコンセプトや、来場者のコミュニケーションを促す方法、協力隊である5人だからこそできることは何か…

運営するコミュニティスペースのイメージを1つのものに近づけるため、開催までの3ヵ月間、多い時には週に2度のペースでミーティングが行われました。

イメージを共有しあう5人の協力隊、週に1度は顔をあわせていた

場づくりには、計画や準備に多くの時間がかかるということを、このプロジェクトの中で参加者たちは強く実感したようです。

その中で、スペースの名称を、地図を意味する「plat(ぷらっと)」とすること、コミュニケーションツールとして「plat hope(プラットホープ)」をつくること、カフェメニューとして自分たちの出身にかかわるものを出すこと、ボードゲームタイムを設定することが決まりました。

カフェメニューではご当地ドリンクを販売、この日は静岡県のお茶

また、町内外で活動する同世代の方や、スキルを持つ方にも自分たちで企画の趣旨を説明し、賛同を得たり、協力をしていただき、企画内容を具現化していきました。

開催フライヤーは関係人口である大学生にデザインをお願いし、町内へ配布した

あったらいいなを共有するボードplat hope(プラットホープ)

「plat hope(プラットホープ)」とは、上士幌でやってみたいなと思うことや、上士幌にあったらいいなと思うものを自由に書き込めるボードです。

plat hopeのデザインは、関係人口である20代の方にお願いし、初日のワークショップでは、そのデザインコンセプトについても語っていただきました。

「plat hopeは9つの大陸でできており、それぞれ、『ささえる』、『まわす』などのスキルを象徴するような意味を持っています。それぞれのスキルだけでは、もしかしたら、書き込んだhopeは叶わないかもしれない。
では9つあるスキルをどのように組み合わせたらいいのか。

組み合わせるといっても、9つのスキル全てを一人で習得するには相当な努力とセンスが必要です。
でもそれを、チームで行うことにすれば、互いのスキルを活かしあうことができます。

『自分は何をやりたい人なのか?、どんなことに困っているのか?』

発信することでチームができると思います。ですが、チームですすめるためには、発信だけでなく「対話」も必要になってきます。

『plat hope』の9つの大陸はあえて抽象的にしていますが、そういったスキルの活かし方や対話の重要性も含めて、hopeを書いている皆が考えるアイデアこそが、『plat hope』の大陸のライフラインになると思っています。」

来場者の方も、運営メンバーも、デザイナーの話に耳を傾けながら早速たくさんの「hope」を書き込みしました。

6回の開催が終わるころには、どの大陸もたくさんのhopeとアイディアで埋められました。

6回の開催を終えて書き込みがすすんだplat hope

開催日の様子

2回目以降の開催では、初対面同士も自然にコミュニケーションをとれるよう、ボードゲームが実施され、立場も年代も様々な来場者の方々が同じテーブルで和気あいあいと交流を楽しみました。

多世代交流が実現したplatでのボードゲーム

また、platの趣旨に賛同した協力隊の仲間が来場してコーヒーの提供をしてくれたり、町外の協力隊が開催に合わせて来町して飛び入りでゲームを実施するなど、来場者が場の運営に積極的に参加する場面も見られました。

最終日には、それまでの5回の開催中に来場された方たちと一緒に、「plathope」に書いた内容や想いについてシェアしあうワークショップが実施されました。

「まわす」の大陸に、「町内に高校生が働く場所をつくりたい」と書いてくれた方は、町内で仕事をつくることで需要に応え、町内での消費を促す、そしてその消費活動が、雇われた高校生に給与として支払われる、町内での経済を「まわす」だけでなく、その循環を次の世代にも「まわす」という想いを話されました。

また、同じ「つくる」の大陸に関連性のあるhopeを書いた方同士で「今度一緒に◎◎しようよ!」と意気投合する姿も見られました。

最初は「コミュニティスペース」という聞きなれない言葉の場で、どう過ごしたらよいのか戸惑う方も多かったようでしたが、6回の開催を終えた後の来場者アンケートでは、

「上士幌に来てから様々な集まりに参加してみたけれど、1番自分にしっくりきて、1番楽しい場所でした。」
「知っている人の知らない面を知る機会となりとても良かったです。自分にとって意義のある時間と場所になりました。」
「ほかの人と交流することで、自分の立ち位置やこれからどうしていきたいかも見えてきて、自分のことを知る機会にもなりました。」
「platでのコミュニケーションの中で様々な人の思いや考えに触れ、刺激を得られる場所でした。」
「連続で来ていますが、毎回違う方と交流ができるので楽しいです。日々をもっと楽しくしたいと考える仲間が町内にいることがわかり嬉しいです。」

などの感想が寄せられ、運営メンバーにとって手応えを実感できる結果となりました。

新しい出会いがある場所
自分自身について知ることが場所
これからに向けて刺激を得られる場所
起業まではいかないけれど、何かやってみようかなと思えた場所

こんな場所があったら自分自身や、自分と同じような人にとっても居心地の良い場所になるんじゃないか…
そんな5人の協力隊の想いから生まれたコミュニティスペース「plat」は、関わってくれた方それぞれにとっても、ぷらっと立ち寄ることのできる場所になったようです。

これからを開拓していく

5人の協力隊が手にしたものは様々です。

platの運営を経て、自分について改めて振り返ってみたいと思った人、自分の足りないスキルが見えた人、自分の向かいたい方向が居場所づくりではないと気がついた人。

この開拓社プロジェクトでの経験を土台に、それぞれが進んでいく方向を決めました。

5人にとってはplatの運営そのものが、今後の行先を方向づける、地図のような活動となったようです。

5人と同じようにこれからを開拓するすべての人が、自分の行く末をどう見つけどう進んでいくのか、「plat hope」がそれぞれの「生きる糧」になる瞬間が楽しみです。

これからを開拓する来場者。「plat hope」がそれぞれの「生きる糧」になる日も遠くない

まちづくり会社では今後も、「自分のこれから」を開拓しようとする若者に向け、場づくりだけでなく、自分の可能性をひろげるきっかけとなる事業を展開していきます。

  • 前の記事

    スマホロ通信第9号(2023年4月 発行)

    スマホロ通信第9号では、3月に実施したスマホロ特別イベントに関しての報告と「スマホロメモ」について紹介しています。 裏面では「アカウント」に関する簡単な説明をしています。

  • 次の記事

    スマホロ通信第10号(2023年5月 発行)

    スマホロ通信第10号では、デジタル推進員についての説明とホロロジーにスマホロ通信のバックナンバーが掲載されたことについて紹介しています。 裏面では「GPS」について簡単な説明をしています。

記事一覧に戻る
上士幌ホロロジー公式twitter 上士幌ホロロジー公式Facebook 上士幌ホロロジー公式LINE
関連記事
かみしほろで活躍する人 2021.3.24

「優しさの拠点」となる助産院をつくりたい~渡辺 雅美さん~

「地域に溶け込んだ『町の助産師さん』を目指したい」。そんな思いで助産院の開業を決意した渡辺雅美さんは、2020年度「かみしほろ起業塾」を受講し、最優秀賞を獲得しました。2021年度の開業に向けて準備を進めている渡辺さんの […]

かみしほろの活躍コミュニティ 2021.4.20

大人も、子どもも「新しい自分が開く場所」をつくりたい〜齊藤 肇さん〜

「十勝の素敵な食材を、みんなでおいしく食べるためのスパイスをつくりたい」。齊藤肇さんは、そんな思いで「かみしほろ起業塾」に参加し、念願のスパイス専門店「クラフトキッチン」をオープンしました。そこにある齊藤さんの思い、そし […]

20221018まめけんインタビュー007
かみしほろで活躍する人 2022.12.14

復活!上士幌の豆腐屋さん~「まめけん」中村哲郎さんの起業ストーリー~

上士幌町は人口規模でいえば5000人程度の小さい町ですが、実は町内で起業をされた方や起業を目指す方が一定数いらっしゃいます。 今回から、上士幌町で行っている『かみしほろ起業塾』※を受講され起業された方や、その道の途中にい […]

RANKING

人気の記事をピックアップ!

1
まちづくり会社の事業紹介 2022.7.27

第1回「フォトウォーク」を開催

まちづくり会社では、上士幌町健康ポイント事業を運営しています。 「健康ポイント事業」は、日々の歩数を記録したり、健康診断やがん検診を受診したり、町内で開催される対象イベントに参加することで「健康ポイント」が付与され、その […]

2
かみしほろの活躍コミュニティ 2021.3.5

上士幌の素晴らしき廃線跡巡り 美しいアーチ橋見学&幻の鉄道・拓鉄を探る!【士幌線篇】

上士幌町の見どころの一つで旅行者を惹きつけているのが、今も残っている国鉄士幌線の廃線跡。特に、鉄道ファンにとっては日本の数ある廃線跡の中でもかなり有名な存在です。しかし、「タウシュベツ川橋梁は知っているけれど、ほかにはど […]

3
かみしほろで活躍する人 2020.12.14

〜あの人に会う〜子どものときに影響を与えてくれた安藤先生

取材メンバーとして参加した初回のミーティングで「会いたい人に会いに行く企画をしたい」という話が出て、真っ先に「僕はこの人に会いたいです」と伝えた人がいます。それが上士幌町で「はげあん診療所」を営む安藤御史先生。僕のいまに […]

4
かみしほろで活躍する人 2021.2.27

【あの人に会う】蜂蜜屋の父の思いを受け継ぐtobachiのお兄さん

上士幌市街地からやや離れた東居辺という地区に、廃校を利用したレストラン<tobachi>があります。そのレストランの店長 斉藤達也さん(以下:達也くん)は、ある習い事を一緒にしていた先輩です。強くて、優しくて、面白い達也 […]

5
かみしほろの活躍コミュニティ 2020.12.14

家族がいるから、農家ができる〜上士幌でじゃがいも収穫体験〜

今回、訪問させていただく加藤農場さんは、町のお助け人・北上さんにつないでいただいたのがご縁のはじまり。町で何か体験できることを探しているとお伝えしたら「加藤農場さんへ行っておいで!」と、あれよあれよと、調整してくれました […]

6
まちづくり会社の事業紹介 2022.8.31

ハレタかみしほろ 施設紹介

株式会社生涯活躍のまちかみしほろ(以下まちづくり会社)は、施設「ハレタかみしほろ」を拠点として、「町民が活き活きと生涯活躍できるコミュニティづくり」を目指して町民が特技や趣味を活かしてやりたいことにチャレンジしたり、町民 […]

7
かみしほろの活躍コミュニティ 2020.12.14

三国峠を自転車で下ると人生のヒントが見えてきた

上士幌町の中でも広大な平野の中心地とは対照的に、町北部の緑の山々に囲まれた山間部にある三国峠。北海道の国道の中で一番標高の高い峠(標高1,139m)であり、日本の国立公園の中で最も広い、歴史ある大雪山国立公園にあります。 […]

8
かみしほろの活躍コミュニティ 2021.3.7

上士幌の素晴らしき廃線跡巡り 美しいアーチ橋見学&幻の鉄道・拓鉄を探る!【18年間だけ存在した幻の鉄道】

上士幌町の見どころの一つで旅行者を惹きつけているのが、今も残っている国鉄士幌線の廃線跡。特に、鉄道ファンにとっては日本の数ある廃線跡の中でもかなり有名な存在です。しかし、「タウシュベツ川橋梁は知っているけれど、ほかにはど […]

9
まちづくり会社の事業紹介 2022.11.22

【ハレタかみしほろ】チャレンジショップのご紹介

チャレンジショップは、上士幌町民が趣味や特技を活かすことのできるスペースとなっており、ハンドメイドの商品を販売しています。 チャレンジショップのスペース 小物入れなどのポーチや手編みの靴下、Tシャツ、アクセサリーなどオリ […]

10
かみしほろの活躍コミュニティ 2021.1.4

酪農を知ろう!サンクローバー牧場見学【前編】〜1億5000万円!?「酪農界のメリーゴーランド」に迫る牧場探検〜

上士幌町の人気観光地、ナイタイ高原牧場は日本一広い公共牧場として知られていますが、上士幌にはどれだけの牛がいるか知っていますか? なんと、約4万頭です。人口約5,000人の上士幌、町の産業を酪農が支えているといっても過言 […]

キーワード検検索

注目のキーワード

#上士幌#まちづくり会社#ハレタ#インタビュー#ライフスタイル#チャレンジ#関係人口#仕事#かみしほろ起業塾#スマホロ#人材センター#コミュニティ
    #〇まる #CAMPANILE #hareta #JICA #JICAグローカルプログラム #JICA帯広 #miu #SDGs #SDGs #teto teto #アウトドア #アプリ #イベント #インタビュー #ウインターバルーンミーティング #うれしか #おまめの日 #おやつ #おやつカフェ #オリベの豆や #かあちゃんばあちゃん #カフェ #かみしほろ地域食堂うれしか #かみしほろ起業塾 #クラフトキッチン #こども園 #コミュニティ #コミュニティづくり #サイクリング #さくらフェイス #シニア層 #シニア町民の活躍 #スマートフォン #スマートフォン相談窓口 #スマホ #スマホロ #スマホロ通信 #スマホ教室 #スマホ相談 #スマホ相談窓口 #チャリティーイベント #チャレンジ #チャレンジshop #ツナグ #とかちアドベンチャーサイクル #ぬかびら源泉郷 #ノルディックウォーキング #バルーン #ハレタ #ハレタかみしほろ #ハレたな屋 #ハレたね #ハレたね企画 #バンド #ハンドメイド #ヒグマ珈琲 #フォトウォーク #フォトスタジオ #まちジョブハレタ #まちづくり会社 #マミー助産院 #まめけん #モーフェス #ものづくり #ライター講座 #ライフスタイル #ライフデザイン #リユース #上士幌 #上士幌バルーンクラブ #上士幌中学校 #上士幌小学校 #上士幌町 #上士幌高校 #中学生 #中高生 #人材センター #介護 #介護職員初任者研修 #仕事 #体験 #健康 #健康ポイント #健康ポイント事業 #写真 #写真展 #創業 #北海道バルーンフェスティバル #十勝 #卒業記念 #協力隊 #和菓子てるる堂 #地域おこし #地域おこし協力隊 #地域コミュニティ #地域貢献 #地域食堂 #地方創生 #好きなことを仕事に #子育て #手作り #昭和 #昭和のかみしほろ #気球 #活躍コミュニティ #熱気球 #牛乳消費 #牛乳消費拡大 #牧場 #狩猟 #生活の知恵 #生活支援体制整備事業 #町の取組 #町民 #相談窓口 #知識 #福祉 #移住 #第二創業 #糠平 #自然 #花 #花壇 #花壇整備 #花壇講習 #草抜き #観光 #調査 #講座 #豆腐 #資格 #起業 #起業塾 #農家 #農業 #酪農 #野菜 #鈴木書店 #開業 #関係人口 #飲食店 #駄菓子屋 #高校生
Copyright © 株式会社生涯活躍のまちかみしほろ
運営会社 プライバシーポリシー 利用規約