モノがつながり、人がつながる日「かみしほろクリーニングデイ」開催レポート
2025年9月13日(土)、道の駅かみしほろの芝生エリアで「かみしほろクリーニングデイ」が開催されました。
クリーニングデイとは「フィンランド発祥のアップサイクル(再価値化)をテーマにしたリサイクル・カルチャーイベント」です。
不要になったモノをフリーマーケット形式で交換・販売し、リサイクルのハードルを下げることと、モノを通じて地域の交流を深めることを目的としています。
上士幌町でもリユース&コミュニティ施設「ツナグ」のオープンから1年を迎えるタイミングに合わせて1周年を記念するとともに、より多くの方に「ツナグ」を知っていただき、町内における3R(リサイクル、リユース、リデュース)の更なる推進を図ろうと実施されました。
リユース&コミュニティ施設「ツナグ」の詳細はコチラから↓
当日は曇天ではありましたが、のんびりした空気のなかで約300人の方が来場されました。
実施内容を詳しくレポートしていきます。
出張ツナグ~モノと人をツナグ~
会場には、リユース&コミュニティ施設「ツナグ」のリユース品を実際に手に取れる「出張ツナグ」コーナーが開設されました。
当日は約12kg分の品物が、15人の新しい持ち主のもとへつながれました。
新しい持ち主になった方々からは、
「このマグカップ使いやすそう!」
「素敵な取り組みですね」
「今日はキャンプに来たんですが、夜は寒そうなので、この上着で過ごそうと思います」
とさまざまな感想が聞かれました。
皆さん、一期一会の出会いを楽しまれた様子でした。
青空フリーマーケット~気持ちをつなぐ~

芝生の上に並んだ「青空フリーマーケット」
今回のイベントのメインとなる青空フリーマーケットでは、町内外の有志の皆さんが出店し、衣類や食器、雑貨などのリユース品に加え、着物をリメイクした小物や、昔の映画パンフレットなど、個性豊かなアイテムを販売されました。
出店された皆さんのモノとの想い出を聞いたり、自分では使わないけれど誰かに使ってほしい”もったいない”気持ちを引き継いだり…
イベント当日は、9月にしては寒い日となりましたが、出店者とお客さんとの間で交わされる会話はどれも温かいものでした。
フードドライブ 〜“もったいない”を“ありがとう”に〜

フードドライブで食品を受付
家庭で余っている食品を持ち寄る「フードドライブ」コーナーには、町民の皆さんより乾麺や缶詰、レトルト食品など総量17.6キロが集まり、後日そのすべてがフードバンクへ寄付されました。
モノと向き合うため、自分を整えるワークショップ

『わたしという”家”を整える』ワークショップ
会場の一角では、モノと向き合うためのワークショップも開催されました。

心を整え、身体を整える
参加者の皆さんからは後日「これからの断捨離や片付けのきっかけになりました」「習ったストレッチをお昼休憩中に実施しています」という感想があったようです。
SDGsワークショップとごみゼロブース

親子で楽しめるマグネットづくりも開催
他にもペットボトルのフタをアップサイクルしてキャンディ型のマグネットを作るワークショップ、リサイクルクイズやゴミ分別魚釣りゲームを楽しめるごみゼロブースも設けられました。
子どもから大人まで楽しくアップサイクルやリサイクルについて学ぶ姿が見られました。

大人も子どもも楽しいゴミ分別魚釣りゲーム
日常の中でも、モノと向き合う
「かみしほろクリーニングデイ」は、参加された方にとってモノとの向き合い方がちょっと変わるきっかけとなったり、モノを通して人と人がつながる日となったようでした。


上士幌町では今後も、「ツナグ」を中心にリユースを推進し、もったいないの気持ちをツナグことで、人と人もツナグ取り組みを実施していきます。

