スマホロ通信第15号(2023年10月 発行)
スマホロ通信第15号では注意すべき怪しいアプリについて説明しています。
裏面では「スマートフォンの捨て方」について説明をしています。
ノルディックウォーキング【応用編】を開催しました
まちづくり会社では、2018年度より上士幌町健康ポイント事業を運営しています。
「健康ポイント事業」は、日々の歩数を記録したり、健康診断やがん検診を受診したり、町内で開催される対象イベントに参加することで「健康ポイント」が付与され、そのポイントを町内で使える商品券と交換できるという取り組みです。
今回は健康ポイント事業の一環として、遊方屋(あそぼうや)の鞘野紳量(さやのしんりょう)さんを講師としてお招きし、2023年9月2日にノルディックウォーキング【入門編】、9月9日に【応用編】を開催しましたので、その様子をお伝えします。
また、健康ポイント事業の詳細については、こちらもご覧ください。
INSTRUCTOR
鞘野紳量
ノルディックウォーキングの指導やレッスンを行うほか、アウトドアガイド事業も行う「十勝ガイドサービス 遊方屋」を2006年に開業。自治体、企業向けのノルディックウォーキング講習会や個人向けのパーソナルレッスンのほか、歩行研究家として歩行に関する相談も受け付けている。
ノルディックウォーキング【応用編】の様子
出発前の準備運動
前回の入門編では、ノルディックウォーキングの基本を教えていただき、その後に実際に町内を歩いてみるという内容でしたが、今回は応用編ということで、市街地から車で25分ほどのぬかびら源泉郷まで出向き、散策路を歩きました。
数日前から小雨予報で天候が心配されましたが、当日は晴天に恵まれて、最高のノルディックウォーキング日和となりました。
参加者の中には、初めてノルディックウォーキングを体験される方もいらっしゃいましたので、前回の入門編に参加された方の復習も兼ねて、改めて歩き方のポイントやストックの使い方を教えていただきました。
まずはストックを使用した準備運動を行い、鞘野さんからの「楽しく会話をしながら歩きましょう!」の掛け声で出発です。
バランスを保持しながら慎重に渡ります
入門編では、平坦なアスファルト舗装の歩道を歩きましたが、応用編では、自然あふれる散策路で、坂道やデコボコした場所や大きな石がたくさんある場所などを歩きました。
鞘野さんからは「平坦な道を歩く際は、ストックを後ろに押し出すように使い、石の上などを渡る際には先にストックを前方につき、杖のように支えにしながら渡りましょう。」とアドバイスをいただきました。
参加者の皆さんは、時には会話を止めて川の流れる音や木の葉の揺れる音など、自然そのものの音に耳を傾けながらウォーキングを楽しまれました。
たっぷり深呼吸をします
散策路の途中の休憩ポイントでは、鞘野さんから「呼吸」についてお話がありました。
「皆さんには食べるものや飲むものに気をつけるだけでなく、呼吸も意識してみてほしいです。空気は体に取り入れるものの中で最も大切なものです。食べ物は1ヶ月、水は1週間取らなくてもなんとか生きることができますが、空気は1分取り入れないだけで体の機能を低下させてしまいます。呼吸はその空気を取り入れるための大切な人間の動きです。親しい仲間と会話をしながら歩くと、笑ったりすることで効果的に呼吸をすることができます。できれば時々自然の中を歩いて、木々が放出する新鮮で質の良い空気を取り入れるとさらに良いと思います。」とお話がありました。
鞘野さんからのお話を聞いた後、参加者の皆さんも実際に肺を広げるように大きく息を吸い、新鮮な空気を体内に取り入れていました。
登り坂での様子
また、通常のウォーキングとノルディックウォーキングの違いを体感するために、登り坂にさしかかったところでまずはストックを使って歩き、次にストックなしで歩くという試みが行われました。
皆さんからは「ストックを使わないと全身が後ろに引っ張られる感じがする」「ストックが支えになっていたのがよくわかる」などの感想が聞かれました。
歩いた後の足湯は最高です!
ゆっくりと1時間程歩いたあとは、ぬかびら源泉郷温泉公園で源泉かけ流しの足湯に入りました。
「足裏からジワ~っと全身が温まって気持ちがいい!」、「裸の付き合いならず、裸足の付き合いだね!」と皆さん笑顔でお話されていました。
足のマッサージをする様子
足湯のあとは裸足のまま芝生の上を歩いたり、足の指で草をつかんでみたり、マッサージをして足全体をほぐしました。
ウォーキング後のストレッチ
最後に、ストックを使用したストレッチを行いました。鞘野さんから「歩く前は体を動かすことを意識したストレッチ(※1動的ストレッチ)、歩いた後は体を伸ばすことを意識したストレッチ(※2静的ストレッチ)をすると良いですよ」とお話がありました。
※1体を動かして筋肉を刺激しながら関節の可動域を広げて柔軟性を高めるストレッチ。心拍数や体温を上げることができるので、運動前に適している。
※2 反動や弾みをつけずに筋肉をゆっくり伸ばすストレッチ。柔軟性のアップや可動域を広げる効果がある。
今回参加された皆さんからは「紅葉の時期にまた来たい」「自分でもストックを購入して歩いてみたい」などの感想をいただき、ノルディックウォーキングの魅力を感じていただけたようです。
ノルディックウォーキングは、最初は週に1回、慣れたら週に2回から3回と徐々に負荷をかけるのが良いそうです。また、1回ウォーキングを行ったら2日休んでまた行うというようにメリハリをつけて、代謝が落ちる直前にまたウォーキングを行う方がより効果的ということでした。
また、ストックの先端のゴムを取り外すことで冬仕様になるので、季節を問わずにノルディックウォーキングを楽しむことができるそうです。
鞘野さんは「今回の講座を機にノルディックウォーキングを始める方が増えるとうれしいです!」とおしゃっていました。これからストックをお供に町内を歩く方が増えるかもしれませんね!
健康ポイント事業では、今後も町内の皆さんの健康増進のため、イベントをはじめとした様々な取り組みを推進していきます。取り組みの様子はホロロジーの他、ハレタのインスタグラムやFacebookでもお届けしています。
生涯活躍のまちかみしほろ
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自分も周りもワクワクする人生~「一般社団法人とかちアドベンチャーサイクル」鈴木宏さんの起業ストーリー~
かみしほろホロロジーでは、なりわいを自分で創ることに挑戦している皆さんへのインタビューを行ない、ご紹介しています。
今回ご紹介するのは「一般社団法人とかちアドベンチャーサイクル」を起業された鈴木宏さんです。
※過去の記事はこちらから↓
WRITER
渥美 緑(あつみ みどり)
2022年1月より静岡県から上士幌町へ移住。地域おこし協力隊としてまちづくり会社で活動中。上士幌町で出会う人、ものは基本すべて“初めまして”です。その”初めまして”の瞬間を言葉にして発信できたらいいなと思います。
WRITER/PHOTOGRAPHER
土門 史幸
フリーカメラマン。2021年6月から上士幌町で地域おこし協力隊としてまちづくり会社で活動中。苫小牧市出身。写真や動画で地域の魅力を伝えたい。空・水中ドローンも扱えます。
鈴木さんは、2018年に地域おこし協力隊の商工観光振興推進員として上士幌町に移住され、2021年にかみしほろ起業塾を受講された後、2022年12月に「一般社団法人とかちアドベンチャーサイクル」を起業されました。また、個人事業主として、上士幌ぬかびら源泉郷にあるカフェ「ヒグマ珈琲」の運営もしています。
鈴木さんの起業に至るまでの経緯、現在の想いなどをお伺いするとともに、地域おこしや創業に興味関心のある方へのメッセージをいただきました。
鈴木さんが上士幌町に来るまで
「一般社団法人とかちアドベンチャーサイクル」の鈴木 宏さん
-まずは、鈴木さんが地域おこし協力隊として上士幌町に移住された経緯を教えてください。
はい。上士幌町に移住する前は、ニセコ町の滞在型リゾート施設でアウトドアに関する仕事をしていました。冬はスキー場のパトロール、いわゆる雪山レスキュー隊として、夏はアウトドアガイドとして働いていました。
ニセコ町には20年近くいたのですが、実はその頃からちょくちょく十勝には来ていたんです。新得町にアウトドア関係で働いている仲間がいて、その方からアウトドアガイドの仕事の依頼を受けたりしていました。
-その頃からお友達を訪ねるなどで十勝に足を運んでいらしたんですね。
はい。それと、実はぬかびら源泉郷スキー場が前職の系列施設だったということもあり、上士幌町の存在は知っていました。
ニセコ町で取り組んでいた事業が一段落して、これから生きていく場所を変えてみようかなと思ったタイミングで、ちょうど上士幌町で地域おこし協力隊商工観光振興推進員の募集があることを知ったんです。縁のあった新得町の隣町だし、観光に関れる仕事だし、これはいいかも!と思って応募しました。
実際に来てみたら、隣町といっても新得町と上士幌町は意外と遠くてビックリしましたけど(笑)
-十勝は本当に広いですよね!
本当に…。
-続いて、上士幌町にいらしてから起業に至るまでの経緯を教えてください。
はい。経緯というか、川の流れのように雲の流れのように現在に至った、という方が適切かもしれないのですが…(笑)
まず、上士幌町の地域おこし協力隊商工観光推進員として、この町で観光地域商社の立ち上げに携わり、立ち上げ後は、町内のレンタサイクル事業を担当することになりました。
その中で、町の自転車屋さんである市川さん(サイクルストア市川さん)、坂井さん(坂井自転車商会さん)と関わらせていただくようになりました。ナイタイヒルクライムを始めとする上士幌町での自転車大会にも携わっていたので、上士幌サイクリング協会会長である野村さんと関わらせていただくようになりました。
そこで、皆さんの自転車への熱い想いを聞かせていただいたことをきっかけに、私自身も自転車事業に関心を寄せていくようになったんです。
さらに、その頃から十勝管内がナショナルサイクルルートの指定地域として検討されていて、私も協力隊の業務として、研究会や協議会に参加させていただくようになり、自然と上士幌町でのサイクリング事業というものにのめり込んでいったんです。
その結果、協力隊の時に携わっていたサイクルツーリズム事業について、上士幌町から委託を受けるという形で起業するに至りました。
―そうだったのですね。確かに川の流れのように(笑)、導かれるような経緯ですね。
個人事業主として開業しているヒグマ珈琲の一角を、サイクルオアシスとして整備
アウトドアの危険性を知る自分だからこそ、安全に楽しめる方法を伝えたい!
―鈴木さんは最初からサイクルツーリズム関連で起業するおつもりで上士幌町にいらしたのかと思っていました。
前職でもマウンテンバイクコースの造成などはやっていたのですが、その頃は自転車にのめり込んではいませんでした。
市川さんや坂井さんと出会ったことによって、自分がやるべきことが見えたという感じですね。
―具体的にはどんなことが見えたのでしょうか。
協力隊の時の業務の一環として、夏季だけでなく冬季におけるサイクルツーリズムの推進と、それによる地域経済の活性化を図るというものがありました。
その業務を推進していく中で、市川さんや坂井さんなど自転車関係の方から「結氷した糠平湖に自転車で乗り入れちゃう人がいるんだよ」と聞き、そういった方のほとんどが自然公園法※によって乗り入れが規制されているということさえ知らないのだ、と気がつきました。
※自然公園法(車馬等乗入れ規制制度)により国立公園では自然環境の保全のもと自動車などの乗り入れは規制されている
その時に「このままだと、いつかは重大な事故が起きてしまうな」って思ったんです。
ちょうどその頃、冬の糠平湖でアイスバブルが見られることが話題になったのですが、何の装備も持たずに、たとえばスニーカーで糠平湖に行っちゃうような方もいらっしゃって…
凍った湖面の氷の中に気泡が閉じ込められてできる「アイスバブル」
なかなかピンとこないかもしれないのですが、前職でも年に一度は雪崩事故で埋まった方を救助したり、冬じゃないですけど自転車事故などの対応をしておりました。アウトドアアクティビティは「まさか、こんなことで……」と思うような、死の危険がたくさんあります。
冬のアクティビティとサイクリング、どっちもやっぱり危険は伴うんですよね。
こういった事例を経験して、怖さを知っている自分だからこそ、「氷上サイクリング」をオフィシャルな形にして、しっかりルールを作って、皆さんに安全に自転車で遊んでいただく方法を広くお伝えしていくべきだと思ったんです。
公にしてルールを明確にお伝えしていく、サイクルツーリズムを推進する者として、そういう責務があるんじゃないかなと…
移住前の話に戻りますが、私の今のなりわいにつながっているのは、ニセコ町で携わっていた「アバランチコントロール(雪崩制御)※による水野の沢・深雪滑走安全教育プログラム」という事業です。
過去に重大事故が起きた場所は、特別管理区域としてゲートが設けられています。そこをアバランチコントロール、つまり人工的に雪崩を起こすことによって、自然に発生する雪崩を制御して安全性を高め、特別管理区域においても滑走ができるように、ゲートを開放できるようにする、というプロジェクトでした。
※アバランチコントロール(雪崩制御)とは、スキー場などの管理された区域での雪崩発生を防ぐために、一般の利用者がいない時間に人為的に小規模の雪崩を発生させ、災害・人災を防ぐ雪崩対策のこと
―前職でやってこられた予防的危機管理がこういう形でつながったんですね。
はい。もちろん「冬の糠平湖を自転車で走ったら気持ちいいだろうなぁ」という思いも動機としてありましたし、氷上サイクリングが事業として確立できたことで、ガイド事業が生まれるという結果にもつながっていきましたが、とにかく最初のきっかけは「冬を楽しむすべての方々の安全と自由のために」ということでした。
-事業を進めるにあたってご苦労されたことはありますか?
大変だったのは氷上サイクリングを行うにあたっての調整でした。糠平湖は国立公園であり、森林であり、河川なので、環境省や林野庁、北海道など関係機関が多岐に渡っていたため、複数の団体と上士幌町とで調整を続けて…
ルールやマナーのもと、安全に走れる環境を民間と行政が協働で推進するのに4年の歳月がかかりました。でも、時間をかけたからこそ小さな第一歩を着実に踏み出すことができたんじゃないかなと思っています。
4年の調整を経て実施となった糠平湖氷上サイクリング(中央が鈴木さん)
話は戻りますが、調整をすすめるにあたっては、その前段階として、何よりも地元の方に理解していただくということが大事でした。
そのために私が手がけたのが、雪上でサイクリングを楽しむ「ぬかびらスノーバイクパーク」でした。
大抵の方は、冬に自転車に乗るという発想がないだろうなと思って、まずは、ぬかびら源泉郷スキー場の駐車場でお客さまが自転車に乗りに来てくださる様子を地元の方々にも見ていただいて、需要はある程度あるんだということを認識していただきました。
次のシーズンからは、周辺の宿泊事業者の方のご協力を得ることができて、ぬかびら源泉郷温泉公園で3シーズンほど継続して実施させていただきました。温泉公園は人目にも触れやすいので、雪上自転車(ファットバイク)がどういったものなのか、お客さまだけでなく地元の方にもさらにご興味を持っていただけたし、ご理解もいただけたと思います。
※スノーバイクパークについてはこちらの記事からご覧いただけます
一定の手ごたえを感じられたところで、昨年度は、まちなかである道の駅かみしほろの屋外スペースで実施させていただきました。
最初は地元の方にご理解いただくためにやっていたことでしたが、今は冬季のアウトドアアクティビティの充実を図るという目的も持っています。
アウトドアというくくりにおいて、前職のニセコ町では冬場は繁忙期と考えられていたんですが、上士幌町ではどちらかというとまだ閑散期ですよね。なので、こういった事業で冬季のアウトドア分野も活性化できれば、結果的に雇用も生まれていくのかなと思うんです。
遊びから雇用へ!です(笑)
―そうなっていけば素晴らしいですね!氷上サイクリング事業の調整のほかには、ご苦労や思っていたことと違ったと思ったことは何かありましたか?
悩みはなかったですね。
ただ、どうやったら考えていることを実現できるかということに関しては、すごく頭を使いましたし、自分の想いを押し通すだけじゃなくて関係各所の皆さんと歩みをそろえてすすめられるようにしてきたつもりです。
―鈴木さんの場合は、氷上サイクリングの件も当初は協力隊という立場ですすめていらしたので、上士幌町役場でそのままお仕事されるという選択肢もあったと思うのですが、ご自身ではどう考えていらしたのですか?
怖いけれど自分で判断し、責任を負う方がいいなと思って今の道を選びました。
それもあって思っていたことと違うな、というのもなかったのかもしれません。
あとは、応援してくれた妻の存在も大きかったですね。
―奥様は最初から応援してくださっていたのでしょうか。
はい。妻もニセコ町で働いており、色々な面でアドバイスもしてくれました。妻には本当に感謝しています。
かみしほろ起業塾で、やりたいことが明確になった
-続いて、かみしほろ起業塾を受講されたきっかけについてお聞かせください。
思い描いていた事業を実現するために勉強したかったので受講しました。
実は過去にいろいろな起業塾に参加したことがあったのですが、内容があまり具体的ではなくて。自分には上士幌町のかみしほろ起業塾が一番合っていました。
かみしほろ起業塾は「事業計画書を書き上げる」というコースになっていますが、それによって具体的に自分の可能性が自分で判断できるようになるんです。
私自身も最初に思い描いていたのは今の事業とは異なっていて、自転車屋を事業継承するというプランだったんです。
-事業継承の発想もやはり市川さんや坂井さんとの関わりの中で生まれたものだったのですか。
そうです。「市川さん、坂井さんとまだまだ一緒に面白いことをしていきたい」という想いに変わりはありませんが、かみしほろ起業塾を経て、まずは先に自転車文化を上士幌町で広めていく、下地づくりの事業を行なっていくという方針に変わりました。
自転車で遊べるところをまず先につくって、どんどん遊んで自転車を乗り倒してもらう。
上士幌町でそういう下地ができれば、自転車屋さんにも利益が入りやすくなるし、自転車屋さんをやっていきたい、上士幌町ならできる、と思ってくれる人がでてきてくれるかもと思うようになって。
市川さんや坂井さんと、今後も面白いことを一緒にしていきたいとお話される鈴木さん
かみしほろ起業塾に参加して、講師である中小企業診断士の原口先生に相談させていただいたことで、形が見えてきたなと思っています。
できない理由ではなく、できる方法を探していきたい
―起業を果たされた今、一番大切にしていること、今後どうしていきたいかを教えていただけますか。
そうですね。自分のことを自分でちゃんと判断するために、悩むのではなく、必要な答えを探して調べるという姿勢でいたいです。
できない理由ではなく、できる方法を探す方がいいかなと思っています。
それと、私は土曜日の小学生みたいにワクワク生きていきたいんです。
私が子供の頃の小学校は、土曜日は休日ではなくて授業が午前中だけあったんです。当時は月曜から金曜までとはちがって、午後は自由な土曜日が来るのが嬉しくて、「午後からお休みだ、何しよう」って自分だけでなく周りもワクワクしてて…。
-土曜日の小学生、ワクワク感が伝わってきます(笑)
今後、そんな風に自分だけじゃなくてみんながワクワク楽しい気持ちになれるような事業展開をしていきたいなと思っています。
そのためにサイクルツーリズムだけでなく例えば起業を目指す方を集めたコミュニティのようなものも創りたいなと思っています。まだ構想段階ではありますが。
-これからも楽しみですね!最後に、起業を目指す方へのメッセージをお願いします。
まず伝えたいのは「起業は誰でもできます!」ということです。
だから、やってみたいことがあるのなら、かみしほろ起業塾は積極的に受講するべきだと思います。
―「事業計画書を書き上げることで思い描いている先のことが見えてくる」ということを実感された鈴木さんだからこそのメッセージですね。
はい。かみしほろ起業塾を経てこれならいけるかもと思って次のステップに進めたり、逆にやっぱりだめかも、練り直さなきゃと思ったりする人もいるでしょう。
それでやめるという選択肢もありだと思うんです。
極端な話、結果的に起業しなくても、かみしほろ起業塾で得られるものって大きいと思います。ありがたいことに無料で受けられるし、新たな仲間との出会いもありますし。
だからまずやってみたらいいと思います!
鈴木さんが個人事業で行っているヒグマ珈琲
鈴木さんとお話していると、何事もフットワーク軽くチャレンジする方がワクワクするのかも?と楽しくなってきます。
『自分も周りもワクワクする人生』
それを実現するために、できる方法を探して一歩ずつ着実に歩まれている鈴木さんだからこそ醸し出せる雰囲気なのだと思いました。
鈴木さん、どうもありがとうございました。
\ヒグマ珈琲インスタグラム/
▶かみしほろ起業塾についてはこちらから
・一人ひとりの思いをかたちに―「かみしほろ起業塾」
▶過去に上士幌町内の起業家を紹介した記事はこちらから
・大人も、子どもも「新しい自分が開く場所」をつくりたい〜齊藤 肇さん〜
・「優しさの拠点」となる助産院をつくりたい~渡辺 雅美さん~