ハレタ手づくりおやつカフェ
ハレタかみしほろでは、町民の皆さんの趣味や特技を活かしたさまざまなチャレンジイベント「ハレたね企画」を実施しています。
その中でも、お菓子づくりを得意とする町民の方々のおやつを集めて定期的に開催する「ハレタ手づくりおやつカフェ」(以下、手づくりおやつカフェ)はとても人気の高いイベントです。

手作りおやつカフェでにぎわうハレタかみしほろ
>>インタビュー「ハレたね企画」好きや得意を活かしたコミュニティづくり
作り手さんデビューの場
「また食べたい」の声が喜びに!
上士幌町には、美味しいお菓子の作り手さんがたくさんいらっしゃいます。
2020年7月からスタートした手づくりおやつカフェはこれまで40回以上開催され、18名の町民の方々がお菓子の作り手さんとしてデビューされてきました。
作り手さんは、これまで家族のためだけにケーキを焼き続けてきたお母さんから、得意な手づくりお菓子をお友達に配ってきた方、社会人になってから趣味でお菓子作りを始めた男性など、さまざまです。
最初はほとんどの方が「自分が趣味で作っているお菓子を知らない人に販売するなんて…」としり込みされますが、勇気を出してチャレンジし、出品したお菓子を食べた町民の方々から「美味しかったよ」「また食べたい」という言葉が届くことにより、自分だけの趣味や特技が誰かの楽しみを生み出すことを実感され、それが喜びとなって次のチャレンジに続いていきます。

作り手さんによるお菓子(ポップアップケーキ)

作り手さんによるお菓子(焼きドーナツ)
お菓子の製作は町の食品加工センターで
手づくりおやつカフェに出品されるお菓子は、主に上士幌町の食品加工センターで製作されています。
使用する農産加工室には広い調理台が複数あり、ガススチームオーブンや電子オーブンに加えて、基本的な調理道具も揃っています。
作り手の皆さんからも「使いやすくお菓子づくりの幅が広がる」と喜ばれています。

大きなガスオーブンでケーキ作り

広い調理台でゆったり製作
おやつカフェから生まれるコミュニティ
手づくりおやつカフェに足を運ばれる町民の方々の世代は幅広く、皆さんそれぞれに笑顔でおやつを選ばれています。
「おやつカフェに来ると聞いたことのなかった名前のお菓子があるので楽しい」「いろいろな手づくりおやつを食べられるのが嬉しい」という声もいただいています。自然と町民の方同士の会話も生まれます。
また、来場されたお客さまと作り手さんが交流する姿も見られます。
作り手さんにとってはお客さまから直接かけられる応援の言葉が何よりのチカラになり、「レパートリーを増やしてもっと喜んでもらいたい」「次はもっと美味しいお菓子を作りたい」と向上心を持たれるようです。

来場されたお客さまに自らお菓子を提供
作り手さんへのチャレンジを生涯活躍のきっかけに
ハレたね企画では、これからも作り手さんの自己実現の場、町の方々のコミュニティの場として手づくりおやつカフェの開催を続けていきます。
さらにたくさんの町民の方々に作り手さんとしてチャレンジしていただき、広く町民の方々に美味しいおやつを提供していただきたいと思っています。
私たちは、手づくりおやつカフェが「生涯活躍のまちかみしほろ」を実現させるきっかけのひとつとなることを願っています。
【上士幌町】トマル、だからススメル「MYMICHIプロジェクト」2022年の軌跡
トマルことによって気がつくことがある。
だからこそ、ススムためにトマル。
MY MICHIプロジェクトはそんな”トマル”時間と新しい出会いを提供し、全国の若者に上士幌町を舞台に自分の可能性を発見してもらうプロジェクトです。
プロジェクト参加者は、上士幌町のシェアハウスで1カ月間の共同生活を送りながら「遊ぶ・学ぶ・働く」の3つのプログラムを体験し、新しい環境や人と出会います。
その出会いを通して自分と向き合い、自分の可能性に気がついたり、そして、それを言葉にして人に伝えたり…
上士幌町でのすべての経験が、自分のこれからの道(MY MICHI)につながっていきます。
トマル、だからススメル。
今回の記事は、2022年度のかみしほろMY MICHIプロジェクトについてレポートをします。

WRITER
高野安弥(たかのあみ)
2022年2月から上士幌で行われるMYMICHIプロジェクトに携わる。九州の大分県出身。人が自身の在り方に気づける社会、そして全ての人が「自分の人生を生きる」未来を作りたいと思い活動中。

PHOTOGRAPHER
土門 史幸
フリーカメラマン。2021年6月から上士幌町で地域おこし協力隊としてまちづくり会社で活動中。苫小牧市出身。写真や動画で地域の魅力を伝えたい。空・水中ドローンも扱えます。
プロジェクトの背景
人や環境との出会いによって、人生が大きく変わることがあります。
冒頭にあるように、そんな「出会い」を若者に提供し、若者が上士幌町に来町することで町の人にも「出会い」が提供される、今までにない関係人口構築の仕組みがつくれたら…と発足したのが、本プロジェクトです。
MY MICHIプロジェクトを運営する㈱マイミチ代表取締役である西村剛氏自身が上士幌町に移住したことをきっかけに、自分らしく暮らすこと、働くこと、生きることに挑戦するに至った経験を活かして、一人ひとりに良い「出会い」を提供することを意識したプログラムを構築してきました。
※2022年度は㈱マイミチとまちづくり会社が連携して事業を推進しています
トマル、だからススメル 「MY MICHIプロジェクト」2022年度の参加者たち
2022年度は5月から11月にかけて4期のプロジェクトが実施され、総勢20名の参加者が上士幌町でそれぞれの1ヶ月を過ごしました。
参加者は、就職活動をきっかけに「これから自分が歩んでいく道についてもっとじっくり考えたい」と感じた大学生や、社会人としての生活を送る中で迷いや生きづらさを感じている若者が多かったそうです。
やりたいことを見つけたい
新しい土地に行きたい
今の自分を変えたい
スキルを活かして新しい何か挑戦したい
自分に何ができるのかを探したい
参加者の年代、人生のフェーズは様々ですが、共通しているのは、人生の転機に「自分自身が何者なのか?」「これからどう生きたいか?」ということについて、歩みをとめて、自分と向き合う時間がほしいと思い上士幌町にやって来たということです。
「遊ぶ」「学ぶ」「働く」プログラム
そんな参加者に、出会いとそこからの気づきのきっかけを提供するのが「遊ぶ・学ぶ・働く」の3つのプログラムです。
「遊ぶ」では、ネイチャートレイルやサイクリングなど、上士幌町の広大な自然を満喫する体験をします。

大自然の中で「遊ぶ」、心が開放される瞬間を感じる
「学ぶ」では、上士幌町に住む人たちから、地域での暮らし方やその中での取り組みについて話をうかがいます。
町の人の生き方や考え方に触れることで、自分の生き方を見つめ直すきっかけや新たな気づきを得るようです。

町の人の生き方に「学ぶ」
「働く」では、地域のちょっとした困りごとを解決するためのお手伝いをします。その中で地域住民との交流が多く生まれます。

人材センターの枝木処分で「働く」
上士幌という場所
プログラムを通して、参加者が得たものはたくさんあります。
町の産業である農業や畜産業に真摯に向き合う町の人の姿に「かっこいい!」と感銘を受け、自分たちが植え付けを体験した畑の収穫の時期にまた上士幌町に手伝いに帰ってきた若者たち。
働くプログラムで依頼者のお宅にお伺いして、窓ふきや草取りなどのお手伝いをしたあと、その方と話が弾みすぎてなかなか帰ってこない若者もいました。
シェアハウスで仲間たちと過ごした日々は「人生で一番楽しい時間だった」と涙しながら離町していく参加者の姿もありました。
それぞれの1カ月を経た後、「もう少し自分の可能性に挑戦したい」、「町のなりわいにもっと深く触れたい」、「まちづくりを学びたい」と上士幌町での滞在の延長を希望する参加者も少なくありませんでした。
参加者にとって上士幌町はたんなる観光地ではなく、自分自身を見つめ、新たな気づきを得た場所として、しっかり心に刻まれたようです。
▼心に刻まれたものが笑顔として表れる ー 滞在最終日近くの参加者たち ―

▲5期の参加メンバー

▲ 6期の参加メンバー

▲ 7期の参加メンバー

▲ 8期の参加メンバー
つながるMY MICHI
MY MICHI参加者との出会いは、町の人にとっても大きな実りをもたらしています。
プロジェクトにかかわってくださった町民の方々から、
「参加者は自らこの地に来ることを選択する勇気がある。一生懸命にプログラムに取り組む姿を見ることが自分たち自身の人生の刺激になっている」
と感想を頂戴しました。
参加者を受け入れる側の町民も、上士幌という場所の魅力を再発見したり、プロジェクトを通して町民同士の新たなつながりができたり…
参加者の心の成長が、町の人の心も動かしているようです。

笑顔が連鎖していく
出会いが循環する
自分を見つめなおすための”トマル”時間を経て、上士幌町での自然や町民の方々との優しい出会いで心が”ススム”方向に動き出した若者たち。
彼らにとっては、プロジェクトの終了がMY MICHIのはじまり。
その道をこれからどんな風にススムのか。
遠くからではありますが、見守っていきたいと思います。
2023年度のMY MICHIプロジェクトは4月下旬より開始する予定です。
これからもたくさんの道(MY MICHI)がこことつながり、上士幌町が出会いの循環の場となるよう、事業を推進していきたいと考えています。
生涯活躍のまちかみしほろ事業担当者の想い -インタビューまとめ記事-
まちづくり会社では町民のチャレンジの後押しをしたり、町民同士で困りごとを解決する仕組みを作ったりと、まちづくりに関するさまざまな事業を行っています。
そんな事業の各担当者に想いを聞いたインタビュー記事をまとめてみました。
ぜひご覧ください!
外部のサイトになりますが、まちづくり会社の取り組みとまちづくり会社で活動する地域おこし協力隊3名の記事があるのでこちらも併せてご覧ください。
>>町民の可能性のたねを育てる。(株)生涯活躍のまちかみしほろ
出典:くらしごと

出典:くらしごと
インタビュー「ハレたね企画」好きや得意を活かしたコミュニティづくり
2020年にスタートした「ハレたね企画」は、ハレタかみしほろを活用した町民のチャレンジイベントを応援する企画です。「自分だけの趣味や特技が周りの人の喜びにつながることを体験してほしい」と話すのは、この事業を担当している八下田洋子さん。その八下田さんに事業への思いを聞きました。

「ハレたね企画」担当
八下田 洋子さん
東京都出身。2015年に家族で東京から上士幌町へ移住。2020年より(株)生涯活躍のまちかみしほろに勤務。入社当初より「ハレたね企画」を担当し、これまでに100以上のチャレンジイベントを企画・開催している。
まちの人たちの「可能性の種」を育てたい
――「ハレたね企画」はどんな事業か教えてください。
八下田:まちの人たちが、ハレタかみしほろ(以下、ハレタ)を使って自分の趣味や特技を活かしたチャレンジイベントを開催するお手伝いをしています。例えば、料理が得意な人なら手づくりのお菓子を販売したり、ランチを提供したり。ヨガやアロマなどの教室を開く方もいますし、写真展を開催した方もいます。
――なぜ「ハレたね企画」なのですか?
八下田:皆さんそれぞれが持っている「可能性の種」を育てたいんです。この事業には、自分だけの楽しみである「好きなこと」や「得意なこと」をほかの人たちに向けて表現することで、自己実現の第一歩を踏み出してほしいという思いがあります。それをハレタでやっていく事業なので、かけ合わせて「ハレたね企画」としました。

手づくりおやつカフェ
――事業を始めたきっかけは?
八下田:上士幌町には、多彩な趣味や特技を持っている方がたくさんいらっしゃって、しかもそのレベルがとても高いんです。だからこそ、それを自分や家族・友人といった限られた範囲の中だけで楽しむのはちょっと勿体無いなと感じて。ハレタが自分の趣味や特技をまちの人たちにも表現できる場になればコミュニティづくりにもつながると思ったんです。
――確かに、場所と人を組み合わせるとコミュニティが生まれますね。
八下田:これまでサービスを受ける側だった人たちが、この事業では提供する側に回ります。そこで自分だけの楽しみが他者の喜びや楽しみにつながるとわかったときに、その人は社会とつながれる。それが広がると、いろいろな世代やコミュニティともつながれるし、自分の新しい価値や役割に気づくこともあるんじゃないかと。それがこの企画の醍醐味だと思っています。
「好きの根っこ」を見極める
――実際に何かをやってみたい、チャレンジしたいという人は多いのですか?
八下田:今では紹介してもらったり、イベントにお客さんとして参加した人が自分もやってみたいと声を上げてもらうことも増えましたが、最初はそんな人がいるかどうかもわからないのでとにかく手探りでした。この事業で初めて企画した「手づくりおやつカフェ」は、実は私の友人たちにお菓子の出品をお願いしました。その後も、自分の友人や知人からこんなことが得意な人がいるよと聞いてはアポイントを取って突撃訪問です(笑)。それでとにかくこちらの思いを伝えて、出てもらっていたというのが実情でした。

町の作り手さんたちのお菓子
――最初はそんなスタートだったのですね。
八下田:まずは実績をつくらないと広がらないと思っていましたから必死でした。たくさん失敗もしましたよ(笑)。
――例えばどんな?
八下田:一番は結果を急ぎすぎたことですね。とにかくチャレンジしてほしくて、グイッと手を引きすぎて相手の方をすごく悩ませてしまったり、私にはやっぱり無理ですと言わせてしまったり……。私の仕事は伴走することなのに、逆に私が主導してしまっていたんです。
――早く実績をつくらなければという焦りもあった。
八下田:でもそうなると、その人のチャレンジではありませんよね。それに気がつかなかった。それからは「主役はあくまでチャレンジする人。私は黒子」という気持ちで、ご本人の意向やペースを確かめてチャレンジを支えることを意識するようになりました。
――ご本人の気持ちに寄り添うようになったと。
八下田:はい。でも一方で、早く舞台に上げた方が良いと思う方もいます。例えばランチイベントを開催したある方は、ずっとできないと言っていたのですが、同時に料理が大好きな理由もたくさん話してくれるんです。聞いたら、子どものころから家で料理をするとおばあちゃんが喜んでくれたという。それならおばあちゃんをイベントに呼んだら喜ばれるんじゃない?と言ったらすごく目が輝いて。「好きの根っこ」に触れると、本人も思いの強さを再自覚するんですよね。その瞬間にできない理由が消えて、ベクトルができるに振れる。その方も「やって良かった」「またやりたい」と言って、2回目3回目と開催しました。
――「好きの根っこ」。大切なキーワードですね。
八下田:そうですね。その方がなぜそれを好きなのか。そこはしっかりと見極めるようにしています。あとはタイミングも大事ですね。

「好きの根っこ」から生まれたチャイニーズ御膳
――タイミングもありますか。
八下田:あります。やってみたい気持ちはあるけれど、子どもがまだ小さいからもう少し待ちたいとか、今年は受験があるからとか。そういうときは待ちますね。初年度におやつカフェにチャレンジしてくれたあるお母さんが、今年2回目を開催してくれました。初回の評判が良くて「またやってほしい」という声もずっと届いていたのですが、小さなお子さんがいらっしゃるので、タイミングを待っていたんですよね。
――なるほど
八下田:久しぶりに開催したらお子さんがすごく喜んでくれて。お母さんのケーキは自分の家で食べられるんだけど、おやつカフェでその子はわざわざお金を出してケーキを買うんです。お母さんが誇らしいんですよね。
――それはうれしいですね。
八下田:お母さんもやって良かったと言ってくれて。たとえ時間がかかったとしても、ちょっとしたタイミングでピースがはまる瞬間があることもわかりました。
――待つことも大事、ということですね。
八下田:はい、そのとおりです。

町内牧場のベトナム人スタッフの皆さんがベトナム料理を披露
まちの人たちからの声がモチベーションに
――ところで、八下田さんご自身が事業をやっていて良かったと思うのはどんなときですか?
八下田:チャレンジした方が「やって良かった」「またやりたい」といってくれたときですね。イベントに来場した方からの「次はいつ?また楽しみにしているよ」といった声もすごくうれしいです。
――やはりそういう声がモチベーションになる。
八下田:そうですね。あと、私は人が好きなんです。東京に住んでいたころからいろいろと仕事をしてきましたが、派遣会社でコーディネーターをしたり、職業紹介の相談員も経験するなど、人と関わる仕事ばかりでした。私は誰かに誇れる資格を持っているわけではないし、大きなキャリアを積んだ人間でもないけれど、多様な仕事を経験したことがこの仕事をする上での大きな強みにもなっていると思います。
――キャリアを縦に積み上げていくのではなく、八下田さんは横に広げてきた。だからこそ誰とでもフラットに接することができるのですね。
八下田:はい、振り返るとそう思います。人に寄り添うのが私のスタイルで一番得意なことなので、相手と同じ目線で話ができて安心感を持ってもらえるのもそこかもしれません。
――お話を伺っていて、すごくわかる気がします。
八下田:でも今だから言えますが、気持ちが落ち込むことが続いて、会社をやめようか悩んだ時期もありました。

かあちゃんばあちゃん野菜市とハンドメイド雑貨の作り手さんのコラボ出店
――え?そうなのですか?
八下田:そこで踏み止まれた理由も、まちの人たちからの声なんです。かつて自分がチャレンジをしてみませんかと声をかけた人たちから「コロナ禍が落ち着いたらこんなことをやってみたい」「前は断ったけど、自分の状況が整ったのでチャレンジしてみたい」といった声をいくつかいただいて。私が蒔いてきた種が、少しずつ芽を出し始めているんだなと感じたんです。
――そうだったのですね。
八下田:「醸成」という言葉がありますよね。「醸して成る」と書くのだけど、この事業はまさにそれだなと思って。それでもう一度頑張ろう!と気持ちが前を向きました。
コミュニティづくりから、まちづくりへ
――事業も3年目になり、チャレンジしたい人も増えてきています。これからこの事業をどうしていきたいですか?
八下田:今年はチャレンジしたい人同士のコラボイベントが生まれました。この流れが加速していくといいなと思いますし、ここから新しいコミュニティが生まれて、新しい仕掛けが始まったらうれしいですね。まだまだいろいろな特技を持った人も多くいると思いますし、たくさんの人にチャレンジの一歩を踏み出してほしい。コミュニティが広がり続けていくことがハッピーなゴールだと考えていますから、まちのほかのコミュニティともつながっていきたいですね。

――多様な人たちがつながっていけば、まちももっと盛り上がりますよね。
八下田:はい。事業の本来の目的はコミュニティづくりなんです。そしてコミュニティづくりはまちづくりにつながると、この仕事を通じて気がつきました。それは私たちの会社が目指す「生涯活躍のまちづくり」でもある。私も息子がいますが、彼を含めてこのまちの子どもたちに「上士幌って結構イケてるじゃん」と思ってもらえるような、そんなまちづくりにつながるといいなと思います。この事業にはその可能性を感じています。
――この先どんなチャレンジが生まれるか、とても楽しみです。
八下田:そのためにも、ハレタがコミュニティづくりのきっかけの場になればいいと思いますし、いつでもチャレンジできる場所として開き続けていることが大事だと考えています。本当に結果が出るまではまだまだ時間はかかるでしょうが、急がずに続けていこうと思います。待つことも大事ですから(笑)。
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「チャレンジした人の、やって良かったという声が何よりうれしい」という八下田さん。その八下田さんを支える根っこは「人が好き」という思いに違いありません。
まちの人たちの「可能性のたね」が育つとともに、「ハレたね企画」も大きく成長していきます。これからどんな色とりどりの花が咲いてくるのか、それを一番楽しみにしているのは、きっと八下田さんなのだと思います。
TEXT:コジマノリユキ
2018年4月より上士幌町在住のライター。1976年生まれ、新潟県出身。普段は社内報の制作ディレクターとしてリモートワークをしています。写真も撮ります。マイブームはけん玉。モットーは「シンプルに生きる」。
復活!上士幌の豆腐屋さん~「まめけん」中村哲郎さんの起業ストーリー~
上士幌町は人口規模でいえば5000人程度の小さい町ですが、実は町内で起業をされた方や起業を目指す方が一定数いらっしゃいます。
今回から、上士幌町で行っている『かみしほろ起業塾』※を受講され起業された方や、その道の途中にいらっしゃる方など、なりわいを自分で創ることに挑戦している皆さんにインタビューを行い、不定期で紹介していきたいと思います。
※『かみしほろ起業塾』は起業を志す町民を対象に、創業計画書の作成を指導するセミナーです。
今回ご紹介するのは、上士幌町で豆腐屋「まめけん」を開業したBeans Labo.PWDの中村哲郎さんです。

WRITER
渥美 緑(あつみ みどり)
2022年1月より静岡県から上士幌町へ移住。地域おこし協力隊としてまちづくり会社で活動中。上士幌町で出会う人、ものは基本すべて“初めまして”です。その”初めまして”の瞬間を言葉にして発信できたらいいなと思います。

PHOTOGRAPHER
土門 史幸
フリーカメラマン。2021年6月から上士幌町で地域おこし協力隊としてまちづくり会社で活動中。苫小牧市出身。写真や動画で地域の魅力を伝えたい。空・水中ドローンも扱えます。
中村さんは2017年に上士幌町へ移住され、2019年に『かみしほろ起業塾』を受講された後、商品開発を進め2022年の7月に豆腐屋「まめけん」を開業されました。
中村さんの起業に至るまでの経緯、起業にあたって悩まれたこと、現在の想いをお伺いし、最後に上士幌町で起業を志す方へのメッセージを頂戴しました。

Beans Labo.PWDの中村哲郎さん
中村さんが「豆腐屋さんの中村さん」になるまで
―それでは早速ですが、まず起業のきっかけについて教えてください。
はい。きっかけとしては単純に食べることが好きで、その中で特にお豆が好きということもあったのですが、起業に至るまでに色々なことを考えて、行動していました。
僕は普段からエコに興味をもっていて、その延長でおからの出ないエコな豆腐屋さんをやりたいと思ったことがそのうちの一つです。
少し脱線しますが、上士幌町には大学の時に熱気球の大会で初めて来町しました。その時から、退職したら将来はこういうところで暮らしたいなぁとずっと考えていたんですけど、それが叶って、この町に移住して、熱気球のインストラクターもやっています。
今、町議もやらせていただいているのですが、せっかく移住して住むなら、上士幌町をさらに良い町にしていくお手伝いをしたいと思って立候補したんです。
前職では全国色々なところを出張でまわっていたんですけど、他の地域に比べて、北海道は第一次産品がすごく豊かで、でもそれを活かした加工品があまりないという印象でした。
だから、町議に立候補する時に、六次産業化で北海道の産業を活発化させたいと思って、それを公約の一つにしました。
そして上士幌町には主な第一次産品として大豆がある。
大豆を使った加工品ならお豆腐だよなぁと思って。
実際、昔は上士幌町にも豆腐屋が4~5軒あったみたいなんですけどね。
それで冒頭に話したおからの出ない豆腐ともつながって、まずは自分で豆腐の商品開発をはじめたというわけです。
-熱気球のインストラクターであり、町議でもある中村さん。すでに複数のなりわいをお持ちの中で、なぜまた新たに起業されて、そしてなぜ豆腐屋さんなのだろうと思っていました。
中村さんの中ではそういった一つ一つのなりわいが全て繋がっていたんですね。
はい。色んなものが結びついて豆腐屋になろうと思った感じですね。
-移住前から起業を検討されていたというよりも、全てが繋がった中で起業に行き着いたという感じでしょうか。
移住する前から、うっすらと豆腐屋やりたいなっていうのはあったと思います。
おからの出ない豆腐の発想は、移住前に知り合った三重県にある豆腐屋さんから得たものだったんです。
移住前いよいよ定年が近づいた時に、これから何をしようかなと考え始めて、その豆腐屋さんのことを思い出して、連絡を再開したりはしてましたからね。
-そうすると、そういった想いを形にするのに、『かみしほろ起業塾』の存在が背中を押したという感じなのでしょうか。
もちろんもちろん!とっても大きかったです。
だって起業しよう!と思っても、起業にあたって何を準備すればいいかわからなかったですから。
一応資金は用意してたんです。ただ実際に、設備を準備するための見積りをとってみたら、高っ!!てなりましてね(笑)
その見積の金額が自分のやっていこうとしている事業と採算が合っているのか?というところを明確にしてもらったのが『かみしほろ起業塾』でした。
自分の想いをかけた商品をいくらで提供して、そしてそれが設備などの費用と見合っているのか、バランスをどのようにとって、どう成立させていくのかというところが明確になりました。それと事業着手金支援制度があるのも、ありがたかったです。
-確かに、起業しようという意志だけでは何から手をつけていいか全くわからないですよね。
納得できる豆腐をつくる
-中村さんが起業にあたってご苦労されたことや悩まれたことは、やはりそういった準備のところだったのでしょうか。
いや、それはやっぱり商品開発のところですね。
僕でいえば豆腐なんですけど。その豆腐が自分で納得のいく状態じゃないといけない。
でもどこが納得のいくラインなのかという線引きは全くわからないわけですよ。
おからの出ない豆腐も何度かつくりましたが、知り合いの方に試食していただいた結果、やはり最初は普通の豆腐をやることにしました。
普通の豆腐といっても、本当にやればやるほど奥が深い。何でもそうなんでしょうけど、質をどこまで高めるのかということは自分にとっては大きな課題でした。
特に自分としては、上士幌町ならではの商品をつくりたいという想いがあったので、この町の「ハヤヒカリ」という大豆を使って豆腐をつくることにしたんです。
ただ「ハヤヒカリ」は納豆や味噌には適しているんですけど、豆腐には向いていないと言われて最初すごく悩んで..
商品としての質をあげることに時間がかかりました。

上士幌産の大豆”ハヤヒカリ”を使った中村さんのお豆腐と厚揚げ
-どのくらいのお時間がかかりましたか。
1年以上かかりましたね。
当時周りの皆さんには「開業はまだなの?」ってかなり急かされたんですけど、いやいやまだまだ…って感じでした(笑)
商品開発には上士幌町の食品加工センターを使わせていただいてたんですけど、借りられるのは大きいお釜で、作る条件をちょっとずつ調整することが難しく、自分の家の鍋で微調整したりしてね。
普通に売られている豆腐との違いが感じられないようだとやっぱり価格の安さで商品を選ぶと思うんです。わざわざ僕の豆腐を買う意味がない。
だから個性を出すのに時間がかかりました。
-今では町民のファンが多いまめけんの豆腐が誕生するまで、生みの苦しみがあったんですね。
はい。それとおからの出ない豆腐の開発もあきらめていません。今のまま普通の豆腐を生産していくと本当におからの量がすごくて…。定期的におからを買ってくれる方もいらっしゃるんですけど、それでも余ります。
普通の家庭からおからが出たら生ごみになりますが、事業所が出すと産業廃棄物になってしまうんですよね。
廃棄するにもお金がかかるし、本当にもったいないんです。食べられるものなのに…
だからおからの出ない豆腐ってすごい価値があると思うんですよね。
-なるほど。
ここまで商品開発にかかわるご苦労について聞かせていただきましたが、それ以外に悩まれたことはありましたか。
たとえば、ご家族や周りの方の心配や反対とか…
そりゃありましたよ。サラリーマンしかやったことないのにそんなこと出来るわけないとか、頭の中で考えてできるものじゃないって言われたりね…(笑)
-それはどうやって乗り越えたというか、説得されたんですか
結局は自分の想いを押し通しました(笑)
上士幌町への移住についても、自分の中では決定事項だったのですが、妻との話し合いの中では、定年になったら東京以外のところに住みたいよねっていう感じだったんですよ…
なのでまずは札幌に行って、良し!だんだん近づいたぞ~って感じですすめていました。
それで次は都市部ではないところでってことで、色んなところで移住体験とかしてるうちに、今のこのお店の物件に出会い、妻に相談しないで購入しちゃいました。
そしてしばらく黙っていました(笑)
最終的には自分から報告して、その時には妻も「あ、そう」って言ってそれで終わりでした。
-(笑)きっとうすうす気づかれてたんでしょうね。
そうすると、場所探しというのも起業する際の一つの課題かと思うのですが、中村さんの場合はタイミング良くご縁があったという感じですね。
そうですね。
-上士幌町にもともと知り合いの方がいらしたりとか地縁はあったのですか。
特にありませんでした。
物件のお話は移住体験を申し込んでいた関係で、NPOかみしほろコンシェルジュの方からご紹介があってタイミング良く決めることができたんです。
元からの知り合いはいませんでしたが、上士幌バルーンクラブの方を頼らせていただいて、クラブにも入れて頂き知り合いが増えていきました。
-タイミングも運のうちかもしれないですね。

熱気球が中村さんを上士幌町へ連れてきたのかもしれません
まずは自分ができるところから動いていく
-上士幌町へ移住されて、着実に歩を進め起業を果たされた中村さんが、今、経営者として一番大切にされていることはありますか。
起業をする前とのお気持ちの変化もあわせてお聞かせください。
元々エコに興味があったとお話しましたが、それはこれからも考えていかなきゃいけないなと思っています。
今豆腐を販売するにあたっては、まず注文生産にしています。よく面倒くさいと言われますが、これは食品ロスを少しでも減らすためです。
それから豆腐は再利用可能なプラ容器に入れて販売し、次の購入時に前回の容器を持ってきてくれた方には容器代の割引を行っています。
リピーターのほとんどの方がこの仕組みに賛同してくださっています。
今後はお店に太陽光発電機を設置して、運搬車も電気自動車にしようと考えています。
-お店を経営していくのにあたって、まずはご自身でできるところからエコにつながる取組を取り入れていかれるということですね。
はい。それを見て、自分もと思う方がどのくらいいらっしゃるかは分かりませんが、少しでもエコに関する活動がひろがっていったらいいなと思っています。
-町を良くするために、まずは自分から動いていく。
もちろんそうです。六次産業化の話もそうですが、自分でやってみることで、問題点や課題も分かると思うんですよね。
自分は豆腐だけかもしれないけれど、共通するものは絶対あるはずだと思っています。

2022年度のかみしほろ起業塾にて、先輩起業家としてお話されている中村さん
-そういう課題を身をもって体感されている…。
そうですね。
それから、僕の場合は実際にお店を始めたことでさらにこれから先の構想がひろがりました。
豆腐って悲しい性(サガ)があって、豆腐だけで出来る単独の料理って冷ややっこしかないでしょう?豆腐は使った料理はたくさんありますが…
ということは、豆腐を作ることイコール素材の豆から料理の素材を作っている、ということなんですよ。素材は安いですよね。どんなに良いものをつくってもすごい値段をつけることはできない。
一丁千円の豆腐があってもこれ何に使うの?ってなると思う。
だから事業として確立していくなら、ひたすら生産量を増やさなきゃいけないのだけれど、本気でやるなら工場を建てるなど大がかりなことになってしまいます。
僕はそれ以外の方法で利益を出していけたらと思うんですよね。
例えば定食として提供することで付加価値をつけるということをやってみたいと思っているんです。上士幌は牛肉やじゃがいもなどおいしい特産品がたくさんあります。でもそういうものは食べ過ぎると罪悪感もあるじゃないですか。
なので、そういったものとは別の選択肢として、豆腐やジンギスカン、鹿肉などのヘルシーなものも提供出来たらいいなと思うんですよね。
それでツアーを組んだりしてね。
-実現したら最高です。
先ほどの課題のお話もそうですが、やってみることで見えてくるものもあるということでしょうか。
そう思いますね。そういう点でもかみしほろ起業塾ってすごく役に立つと思います。
起業を志す人の共通点を皆で共有できる場ですからね。
上士幌町で起業を志す方へ
-それでは、起業を志す方へのメッセージをお願いいたします。
起業というのは僕みたいに豆腐を作って売るっていう、単純な方法もあるかもしれないんですけど、今は色々なやり方の起業がありますよね。僕なんか全然思いつきもしないようなアイディアで事業をやっている方もたくさんいらっしゃる…。
でも豆腐に奥深さがあるように、やっぱり考えたことを事業として成立させるまでに難しいところってあると思うんですよ。
その一つ一つを解決してくれるのがこういう起業塾だったりすると思うんです。
事業として成立させるまでの全てにアイディアをもっている人ってあんまりいないと僕は思うんですね。
なのでそのあたりの情報は、提供してくれるところに頼ればいいと思うし、そういう頼れるものを町で提供してくれたらいいなと思っています。
起業する方はそういう面で、町やまちづくり会社を頼ってください、というのが僕のメッセージです。
-大事なメッセージだと思います。
時間も限られている中で全ての過程に自分の100%をかけるのは、やっぱり難しい。
だからこそ自分の想いのあるところ、中村さんで言えば豆腐としての質を高める商品開発のところ、そこに自分の力を出して、頼れるところは頼るという感じでしょうか。
そうそう。
例えば僕はクラウドファンディングって名称は知っているけれど、実際のやり方は分からない。でも資金調達の時にそのやり方を教えてくれたら、選択肢が増えるし、悩みや労力も減る。
1つ聞いたらピンとくる人もいるだろうしね。
だからかみしほろ起業塾はすごく役に立つのですが、今後は発展形として資金調達の方法や流通マーケティングについてのメニューなどが加わるといいなとも思います。
起業する方は、そういう支援を遠慮なく頼るというスタンスを取れたら、実現の可能性がもっともっとひろがるんじゃないかなと思いますね。

「お豆腐って本当大変なんだよね~」と楽しそうにお話される中村さん
自分の想いのある方向に道を拓いていく。
そこに力をかけて、頼れるところは頼る。
そんな姿勢でいたら、中村さんのように、楽しそうにこれからのことを語る起業家になれるのかもしれないと感じました。
中村さん、ありがとうございました。
▶かみしほろ起業塾についてはこちらから
・一人ひとりの思いをかたちに―「かみしほろ起業塾」
▶過去に上士幌町内の起業家を紹介した記事はこちらから
・大人も、子どもも「新しい自分が開く場所」をつくりたい〜齊藤 肇さん〜
・「優しさの拠点」となる助産院をつくりたい~渡辺 雅美さん~
【上士幌町】介護職員初任者研修受講者インタビュー
まちづくり会社では上士幌町からの委託事業として、町内における介護人材の確保や町内介護事業所に就労している職員のスキルアップなどの目的で「介護職員初任者研修」事業を行っています。
今回は社会福祉法人上士幌福寿協会のすずらん荘に勤務されながら介護職員初任者研修を受講された福田浩枝さんに、お話をお伺いしました。
介護職員初任者研修の詳細については過去の記事をご覧ください。
>>さまざまな業種で活かせる資格取得を―「介護職員初任者研修」

WRITER/PHOTOGRAPHER
土門 史幸
フリーカメラマン。2021年6月から上士幌町で地域おこし協力隊としてまちづくり会社で活動中。苫小牧市出身。写真や動画で地域の魅力を伝えたい。空・水中ドローンも扱えます。
− ご家族の介護経験がきっかけに

福田さんが最初に介護の仕事に興味を持つきっかけとなったのは、ご家族の介護を経験されたことでした。
そのときに介護のことをもっと勉強したい、介護を仕事にしたいと考えるようになったそうです。
その後、現在の職場である福祉施設で実際に働き始めたときに、家庭での介護と仕事しての介護の違いに戸惑うことがたくさんあり、スキルアップのために介護職員初任者研修を受講することを決心されました。
− 介護職員初任者研修を受講して

まずは、介護職員初任者研修を受講されて大変だったことをお聞きしました。
社会保障制度や高齢者福祉、介護保険制度や介護サービス、認知ケアや高齢者の病気についてなど初めて知ることばかりで覚えていくことが大変だったそうです。
介護職員初任者研修は入門的な研修なので、介護について経験や予備知識がなくても、介護全般について理解を深めることができます。
福田さんもこの研修で知らなかったことをたくさん学び、理解ができるようになったとお話しいていただきました。
− 研修で学んだことを活かす

次に介護職員初任者研修で得た知識を現在のお仕事にどう活かされているのかお聞きしました。
利用者に対する直接的な介助のほか、健康状態の特徴の把握やベットメイキングなどケアなどに具体的に活用できているとお話ししていただきました。
知識が増えたことで、利用者の方に対してゆっくりとお話をするなど落ち着いた対応をとることもできるようになったそうです。
福田さんの職場であるすずらん荘は特に身体機能が低下している方もいるので、学べたことはとても大きいとお話ししていただきました。
− 資格取得で変わった利用者との距離

介護職員初任者研修の最後には修了試験があり、試験に合格することで資格として扱われます。
福田さんには資格を取得したことで仕事に対する向き合い方がどう変わったのかお聞きしました。
資格を取得する前は自分のやり方に自信がないことも多かったけれど、研修を受けたことにより知識が身につき「こういうことだったんだ」と、自分自身でも納得しながら仕事ができるようになったそうです。
利用者の方の体調や気分の変化に気づきやすくなりコミュニケーションも活発にとれるようになったとお話ししていただきました。
言語でのコミュニケーションだけでなく失語症の利用者の方のケアにおいても、利用者の方が何を求めているのか徐々に理解できるようになってきたそうです。
また、資格を取得する前はほとんど日勤でお仕事されていたそうですが、資格取得後は夜勤も任されるようになりました。
福田さんご自身も研修を受講したことによりさまざまな対処法を学んだので安心して夜勤に入れるとお話ししていただきました。
− 感謝の言葉ひとつで頑張れる

介護の仕事をしていて、福田さんがどんなときにやりがいを感じられるかお伺いすると、やはり利用者の方から感謝されたときに一番やりがいを感じるとお話ししていただきました。
「ありがとう」という利用者の方の言葉が福田さんの原動力となり、介護の仕事をやっていて良かったと改めて感じるそうです。
− チームワークの大切さ

そんな福田さんでも仕事の中で辛さを感じることがあります。
そんなときは、一人で抱えているより職場内でコミュニケーションを取り、自分の想いを聞いてもらうようにしているそうです。
誰かに聞いてもらえる環境がないと気持ちが追い込まれてしまい仕事を続けることが難しくなってしまうので、すぐに共有できる環境が大事だとお話ししていただきました。
福田さんによると、今の職場である福寿協会はすごくまとまりがあり、介護職が初めてでも優しい先輩たちから指導を受けられるので頑張っていこうという気持ちになるそうです。
介護というとただ大変だというイメージを持たれる方が多いかもしれませんが、実際に取材をしてみたところ、利用者の方が自分の家でくつろいでいるようなあたたかい環境がありました。
それは勤務されている皆さんが利用者の皆さんと一生懸命コミュニケーションを図り、職場全体で信頼関係を気づいているからこそだと思います。
− 福田さんからのメッセージ

最後にこれから介護職員初任者研修の受講を考えている方や介護福祉に関する仕事をしたい方へのメッセージをお聞きしました。
「将来、高齢者は増加するので親の介護をする方が多くなると思います。介護職員初任者研修を受けることで、知識や技術が身につき役立ち自信になります。まずは介護職員初任者研修の合格を目指すことがとてもいいと思います」
上士幌町では年に1回介護職員初任者研修を行なっています。
研修は基礎的な内容となるので、身近な方のサポートに役立てたいという方や介護の仕事についてご興味のある方は受講を検討してみてはいかがでしょうか。
※上士幌町では令和2年度から新型コロナウィルス感染拡大防止に係る臨時的な取り扱いとして、自宅学習を中心としたカリキュラムとし、講義は最小限にとどめて実施しています。
(一部写真提供:上士幌福寿協会)
>>さまざまな業種で活かせる資格取得を―「介護職員初任者研修」
上士幌福寿協会
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生涯活躍のまちかみしほろ
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【ハレタかみしほろ】チャレンジショップのご紹介
チャレンジショップは、上士幌町民が趣味や特技を活かすことのできるスペースとなっており、ハンドメイドの商品を販売しています。

チャレンジショップのスペース
小物入れなどのポーチや手編みの靴下、Tシャツ、アクセサリーなどオリジナル商品が多数揃っています。

海の生き物をモチーフにしたアクセサリー

手作りポーチ

オリジナルデザインのTシャツ

あみぐるみやハンドメイドのエコバッグ

手編みの靴下

羊毛フェルトで作ったぬいぐるみ

着物をリメイクした小物入れ

ネイルやアクセサリーなど

町民バンドのCD

パワーストーン

布製の小物入れ
ハレタかみしほろでは現在出店希望の方を募集しております。手作りは好きだけど販売なんて・・・と思っている方。一歩踏み出して、新しいチャレンジをしてみてませんか?
きっと喜んでくれる誰かがいるはずです!
商品はチャレンジショップ内のボックスコーナー(1枠/33cm×33cm)に設置します。
出店を希望される方は、ぜひお問い合わせください。
(写真:土門史幸)
ハレタかみしほろについてはコチラをご覧ください。
お問合せ先
生涯活躍のまちかみしほろ(ハレタかみしほろ内)
連絡先 01564-7-7630
メール info@kamishihoro-town.com
LINE https://lin.ee/NFlKbt0
担当 小川・岡野(京)
牧場のお仕事について聞いてきました
上士幌町は人口よりも牛の頭数の方が多い町の1つです。
当然のことながら、町内には畜産業のお仕事があります。
今回は牧場での職業体験のために上士幌町へやって来た大学生、岡田紗季さんを取材しました。

PHOTOGRAPHER
土門 史幸
フリーカメラマン。2021年6月から上士幌町で地域おこし協力隊としてまちづくり会社で活動中。苫小牧市出身。写真や動画で地域の魅力を伝えたい。空・水中ドローンも扱えます。

WRITER
渥美 緑(あつみ みどり)
2022年1月より静岡県から上士幌町へ移住。地域おこし協力隊としてまちづくり会社で活動中。上士幌町で出会う人、ものは基本すべて“初めまして”です。その”初めまして”の瞬間を言葉にして発信できたらいいなと思います。
岡田さんは和歌山県出身、現在は神奈川県にお住いの大学4年生です。
今回夏休みのある出会いをきっかけに、上士幌町で乳牛を飼育されている鈴木牧場さんで職業体験をさせていただくことになったそうです。
「私にとって、この夏は学生最後の夏休みなので、大好きな北海道で様々な体験をしたいと思っていました。
元々、札幌や帯広にはよく遊びに来ていたのですが、たまたま札幌のシェアハウスに滞在していた時に出会った友達に”牧場で働く体験してみたいんだよね”と相談したことをきっかけに、上士幌町にご縁がつながって、鈴木牧場さんにお邪魔できることになりました」

インタビューに答えてくれた岡田紗季さん
大学ではヘルスケアや医療分野の勉強をされている岡田さんが今回の体験を望まれたのは、次のような思いからだったそうです。
「私が牛肉を食べるということは、牛の命をもらっているということであって、情報としては理解しているんですが、普段の生活の中で目にするのはスーパーにある綺麗にパックされた赤身の肉でしかなくて。
生き物としての牛と、食べ物としての牛肉がつながっている感覚がなかったんです。
職業として牧場主の方にお会いするような機会もなかったですし」
「だから、知らない世界を見てみたいと思って行動したという感じです」
今回の職業体験では、牛舎の掃除や、搾乳後の消毒など色々なことを体験させていただいたそうです。
「仕事の中で一番大変だったのは牛の糞尿の掃除です。本当に嗅いだことのない匂いでした…(笑)
私たちが商品として見ている牛乳やお肉は、本当はこういう環境の中で誰かが仕事をしていてくださっているからこそ届いているものであって、その大変さというものを身をもって感じました。朝4時や5時に起きるということから全然想像していなくて…」
「それと、牛にもそれぞれ特徴や個性があって、この番号の牛はいつもこうだよなぁ、というようなことに気がついたりして」
確かに、私たちの生活のために畜産という職業が存在し、それに従事する方たちがいらっしゃって、牛をはじめとした生き物の命を頂戴して生きていると実感するのは、スーパーに並んでいる商品を見ているだけでは難しいことです。
岡田さんの中で、この職業体験をとおして、これまで”実感”していなかった情報が自分のものになっている、という印象を受けました。
「実は1日目が終わった後は、私1週間本当にもつんだろうかって思いました(笑)
朝も夜も仕事があるっていうのも知らなくて、思った以上にしんどかったですね。
搾乳に関しては思ったよりも機械化が進んででいたんですけど、糞尿掃除などについても、もっと最先端の技術があるのかな、と思っていました」
牧場主である鈴木さんもお話してくださいました。
「もちろんお金をかければどんどん機械化することもできますし、搾乳も回数を増やせば利益は出ます。でもその分従業員の負担が増え、人を増やすにはまた人件費がかかります。従業員の負担を減らすために機械化しようとすれば、またその分のコストがかかる。
搾乳の時間も何を優先するかで変わってきます。子供と一緒に夕ご飯を食べたければ、夕方の搾乳も早くなるし、夕方の搾乳時間にあわせて朝の搾乳時間も早くなります。
機械化も働く時間も各牧場の考えや環境によるところがあると思います」
「紗季ちゃんは今回の体験の中でアレルギーの症状が出ちゃったりして、大変だったと思います。私自身も夫もアレルギーにかかってますし、彼女にも、ひどくなっちゃうかもしれないから無理しなくていいよって言ったんです。でもちゃんと仕事に出てきてくれて。すごいガッツがあるねって感心してたんですよ」
アレルギー要因としては牧草や牛の毛によるものなど、人それぞれだそうですが、薬を服用して仕事をされている方もいらっしゃるそうです。
肉体労働としての大変さのほかに、さまざまなご苦労があることや、技術が進化しても決してすべての工程が楽になるわけではない、ということがよくわかりました。

さまざまな事を体験する中で気が付くことがあったそう
岡田さんは、牧場でのお仕事のなかで、次のような体験もされたそうです。
「ここの牧場にはベトナム人実習生の方々が来ていらっしゃるんですけど、ベトナム料理を作ってくださったり、お子さんの写真を見せてくださったりしました。ベトナムの方々と交流させていただくのも初めての機会だったので、新鮮でした」
また、上士幌町という町そのものも、とても新鮮に映ったそうです。
「東京だと壁一枚挟んで人が住んでいる状況だけど、ここは見渡す限り大地で隣の家が遠い。というか隣の家がどこにあるか見えないくらいで。
一面全て緑で、都会の人みんなが想像する北海道のお手本のような町だなぁ、と思いました。」
岡田さんは職業体験のかたわら、景色を堪能したり、大好きな乳製品、特にアイスの食べ比べなどを楽しみながら上士幌町での1週間を楽しんで過ごされたそうです。
”身をもって感じた”とおっしゃるとおり、今回の仕事を通して、たくさんのことを吸収された岡田さん。
「今後、牛はもちろん、自然に触れられる機会は絶対少なくなると思うので、今回のご縁をいただけて良かったです」
みんなが想像する北海道のお手本、上士幌町へ、ぜひまた遊びに来ていただきたいと思います。

朝から夜まで1週間お疲れ様でした!
今回は岡田さんのインタビューを通して牧場のお仕事についてご紹介しましたが、上士幌町の求人の割合としては第一次・第二次産業が2割ずつ程度、第三次産業が5割程度となっており、さまざまな仕事があります。
まちづくり会社では、上士幌町役場と提携して無料職業紹介所を運営しています。
上士幌町で働くことを検討されている方やこれまでと全く違う職業についてみたいと考えている方、とりあえず上士幌町で働くことについて話を聞いてみたい方など、どなたでも、まずはどうぞお気軽にご相談ください。
中学生の駄菓子屋さん『モモんが』の挑戦!
上士幌町にはさまざまなコミュニティがあります。
その一つであるかみしほろ地域食堂うれしかを立ち上げた鈴木香さんと駄菓子屋さんの立ち上げに賛同した吉田恵さんたちが、中学生たちのサポートに回り、夏休み限定で中学生たちが運営する駄菓子屋さん『モモんが』をオープンしていたので、取材してきました。

WRITER/PHOTOGRAPHER
土門 史幸
フリーカメラマン。2021年6月から上士幌町で地域おこし協力隊としてまちづくり会社で活動中。苫小牧市出身。写真や動画で地域の魅力を伝えたい。空・水中ドローンも扱えます。
小さな子どもと中学生の交流を目指して

香さんが『モモんが』を開こうと思った理由は、小さな子どもたちと、中学生たちが関わる機会があまりないことが気になったから。
「上士幌にない駄菓子屋を中学生の運営で開くことが、小さな子どもたちとの交流のきっかけになるのでは…と思いつきました」と話してくれました。
中学生たちが、小さな子どもたちとのコミュニケーションを通じて、困りごとや勉強の相談を聞くことで”人のために何ができるか”を自分の力で考えて行動し、成長するきっかけとなることへの期待もあったそうです。
中学生たちに起きた変化
前述の目的から、商品選びや価格設定、お店のレイアウト、接客、お金の管理、SNSへの投稿など運営のほとんどを中学生たちに任せていたそうです。

(POPを考える中学生たち)
中学生たちは最初、慣れない挨拶や接客でぎこちない様子だったけれど、お店に常連の子どもたちが来てくれると自分から話しかけたり、スムーズに会話ができるようになっていったそうです。

(自分達が選んだ商品を販売する)
どのように小さな子どもたちとコミュニケーションを取ったのか中学生にきいてみたところ、「自分たちより背が高くて怖かったり、話しかけづらいと思うので、子どもたちが安心できるように目線を合わせて話すことを意識して接客しました」と話してくれました。
また、明るく誰とでも話すことができる中学生は接客を中心に、計算が得意な中学生は経理を担当するなど役割分担をして、それぞれの得意を活かして運営を行なっていたようです。

(積極的に話しかける中学生(奥))
サポートしていた周りの大人たちも、中学生たちの行動に触れて「そんなふうに考えていたんだ」と新たな発見や驚きがあり、自分たちも一緒に成長できたと感じたそうです。
多世代が訪れた駄菓子屋さん
実際にお店にうかがってみると、小学生の子どもたちが何人も駄菓子屋さんに訪れており、中学生たちと一緒に射的やくじ引き、ビンゴなどで楽しむといった一幕を見ることができました。

(射的を楽しむ小学生の子どもたちと中学生)

(世代を超えてビンゴを楽しむ皆さん)
モモんがの今後について
ひと夏の駄菓子屋さん体験を終えた中学生たちは「いろいろな世代の人と関われる駄菓子屋をこれからもやってみたい!」と手応えを感じたようです。
「今回の夏休みの駄菓子屋へのチャレンジは小中学生の交流のよいきっかけになったので、今後さらにもう一歩踏み込んだ交流を実現させたいです」と話される香さん。
たとえば、勉強がわからない…自転車に乗れない…逆上がりができない…など小さな子どもたちがぶつかる悩みを、大人ではなく中学生のお兄さんお姉さんが気軽にサポートできる交流の場にしていきたいのだそうです。
駄菓子屋さんという場を通じてさまざまな世代の交流が生まれそうなので、今後の『モモんが』の活動が楽しみですね!
(一部写真提供:モモんが)
共助の仕組みづくり-まちジョブハレタまとめ記事-
まちづくり会社では、町民の方の日常での困りごとを、町民同士で解決できるようにする、共助の仕組みづくりを目指して、人材センター『まちジョブハレタ』※を運営しています。
※人材センターは、2021年より名称を『まちジョブハレタ』としています。
どのように運営を行っているのか、依頼をする町民の方や作業をされる町民の方がどのような想いでまちジョブハレタをご利用くださっているのかなど、今回はまちジョブハレタに関する記事をまとめました。
ぜひご覧ください。
かみしほろ人材センターで酪農にチャレンジ!(前編)~餌やり編~
かみしほろ人材センターで酪農にチャレンジ!(後編)~ミルクやり・お産立ち合い編~
お父さんとの思い出の庭の手入れを、同じ町民が手助けしてくれた。
まちジョブハレタお仕事紹介【上士幌町ふるさと学生応援梱包作業】
人材センターまちジョブハレタに関するお問合せは以下をご覧ください
(事務局:生涯活躍のまちかみしほろ)
連絡先 01564-7-7630
携帯 080-3413-6997
リンク https://www.machijob.net/
担当 岩部、渥美
※スマートフォン用のまちジョブハレタのアプリもあります。アプリストアで”まちジョブハレタ”と検索下さい。
ハレタかみしほろ 施設紹介
株式会社生涯活躍のまちかみしほろ(以下まちづくり会社)は、施設「ハレタかみしほろ」を拠点として、「町民が活き活きと生涯活躍できるコミュニティづくり」を目指して町民が特技や趣味を活かしてやりたいことにチャレンジしたり、町民同士で困りごとの解決が出来る環境づくりを行っています。
今回は「ハレタかみしほろ」の施設の詳細をご紹介します。

WRITER/PHOTOGRAPHER
土門 史幸
フリーカメラマン。2021年6月から上士幌町で地域おこし協力隊としてまちづくり会社で活動中。苫小牧市出身。写真や動画で地域の魅力を伝えたい。空・水中ドローンも扱えます。
健康ポイント事業の活動量計

ハレタの入り口を入って左手側には体組成計と血圧計が設置された測定スポットがあり、体組成計と血圧計をご利用いただくことでも健康ポイントが付与され、健康管理に役立てることもできます。

ノートパソコンで貯まったポイントや計測したデータをご覧いただけます
健康ポイント事業の詳細はコチラ
チャレンジショップ

活動量計の奥にはチャレンジショップがあります。
チャレンジショップでは、上士幌町民が制作したハンドメイド雑貨や服飾品・イラストなどをお預かりし、販売しています。

手作りの作品は手に取って見ることができる

古本も販売しています
出店者を募集しておりますので、上士幌町内在住でハンドメイドが得意な方は、チャレンジショップの棚に作品を置いてみませんか?
ぜひハレタまでお問合せください。
※お問合せ先は一番下に記載しています。
チャレンジショップの詳細はコチラ
ハレタキッチン

ハレタのキッチンには、調理器具や食器を備えており、飲食のチャレンジイベントでご使用いただけます。
ランチやカフェのイベントにチャレンジしてみたい方は、ぜひお問合せください。
※お問合せ先は一番下に記載しています。

3口のIHコンロなどが備え付けられています
また、2022年8月から100円ドリンクコーナーも設置しております。
どなたでもご利用いただけますので、お買い物やお散歩途中のご休憩など、お気軽にお立ち寄りください。


HOTとCOLDの飲み物を用意しています
ハレタキッチンの詳細はコチラ
スマートフォンお問合せ相談窓口「スマホロ」

2022年5月16日(月)からはスマートフォンお問合せ相談窓口「スマホロ」を開設しています
入口から向かって右奥のパーテーションの奥がスマホロスペースです。
スマホロでは、スマートフォンやタブレットの操作の不明点や新しいアプリを使ってみたいなどのお問合せに相談員がゆっくり時間をかけてご対応しております。

スマホロ相談員が丁寧にご対応いたします
スマホロの詳細はコチラ
キッズスペース

ハレタの入り口右手側にはキッズスペースを設けております。
お散歩の途中や雨降りの日など、いつでもご使用いただけます。
畳敷きスペースやクッションもありますので、赤ちゃんも安心して寝転がることができます。
授乳用のテントやオムツ交換コーナーも設置されておりますので、ぜひお気軽にお立ち寄りください。

キッズスペースは靴を脱いでお入りください


おもちゃや絵本も置いてあります
シェアハウス

ハレタかみしほろの2階はシェアハウスとなっており、まちづくり会社が実施しているMYMICHIプロジェクトの参加者たちが使用しています。

シェアハウスのキッチン

シェアハウスの寝室
MMYMICHIプロジェクトとは、若者たちが上士幌町の大自然の中で、仲間とともに「遊ぶ・学ぶ・働く」体験を通して「自分らしく生きる」ことに出会う1カ月間のプログラムです。
MYMMICHIの詳細はコチラ
>>インタビュー「MY MICHIプロジェクト」が目指すもの
シェアハウスの詳細はコチラ
公式LINE始めました
株式会社 生涯活躍のまちかみしほろでは、イベントなどの情報をLINEで発信しているのでぜひご登録をお願いします。
ご登録はこちら👉👉👉https://lin.ee/NFlKbt0

お問合せ先
生涯活躍のまちかみしほろ
TEL:01564-7-7630
※公式LINEでもお問合せを受け付けています。
ご気軽にご相談ください。
熱気球の町・上士幌-熱気球まとめ記事-
熱気球の町、上士幌。
上士幌町は熱気球の町と言われるだけあり、普段から熱気球が空を飛んでいるのを見ることができます。
夏には日本で初めて開催された熱気球の大会「北海道バルーンフェスティバル」、冬には「上士幌ウィンターバルーンミーティング」を開催しています。
そんな熱気球に関する記事をまとめました。
ぜひご覧ください!
また、第49回バルーンフェスティバルの映像と第37回上士幌ウィンターバルーンミーティングの記事もありますので、こちらもぜひご覧ください!
第49回バルーンフェスティバル
第37回上士幌ウィンターバルーンミーティング
>>【VR】空から眺める白銀世界 ー真冬の熱気球体験ー
※外部サイトに移動します
>>子どもたちへ贈るクリスマスプレゼント〜夜空を彩るバーナーグロー〜
>>【ライター講座受講生記事】上士幌町の熱気球を支えてきたレジェンド菅原さん【熱気球体験談】
>>【ライター講座受講生記事】熱い思いが熱気球を飛ばす【熱気球体験談】
>>【ライター講座受講生記事】突然舞い降りた熱気球搭乗体験【熱気球体験談】
>>【ライター講座受講生記事】“風と一緒に動く”を体験しました【熱気球体験談】
第1回「フォトウォーク」を開催
まちづくり会社では、上士幌町健康ポイント事業を運営しています。
「健康ポイント事業」は、日々の歩数を記録したり、健康診断やがん検診を受診したり、町内で開催される対象イベントに参加することで「健康ポイント」が付与され、そのポイントを上士幌町内で使える商品券と交換できるという取り組みです。
今回は健康ポイント事業の一環として、2022年6月26日に写真撮影とウォーキングを合体したイベント、「フォトウォーク」を開催いたしましたのでその様子をお伝えします。
健康ポイント事業の詳細については、こちらもご覧ください。
>>健康づくりのきっかけに―「健康ポイント事業」

WRITER/PHOTOGRAPHER
土門 史幸
フリーカメラマン。2021年6月から上士幌町で地域おこし協力隊としてまちづくり会社で活動中。苫小牧市出身。写真や動画で地域の魅力を伝えたい。空・水中ドローンも扱えます。
フォトウォークの様子
今回のフォトウォークは午前と午後の2回開催し、20代〜80代の幅広い年齢の方、合わせて19名に参加していただきました。

通常時の心拍数を測る午前の部参加者のみなさん
ウォーキング開始前に、プロカメラマンから写真の構図について、また整骨院&トレーニングジム「カラダノ.」スタッフさんからウォーキングの際にどこを意識するかについての座学レクチャーを受けました。

写真撮影のレクチャーを受ける午前の部参加者のみなさん

ウォーキングのレクチャーを受ける午後の部参加者のみなさん
レクチャー後に、準備体操をしてウォーキングをスタートします。

出発前に入念に準備体操をします
コースはハレタをスタートして上士幌神社まで歩き、写真撮影をした後にまたハレタまで歩いて戻ってくるというコースで、往復約5000歩の距離です。

先生にアドバイスをしてもらいながら神社を目指します
神社に到着したら30分ほど写真撮影の時間を設け、プロカメラマンのアドバイスを受けながら各々撮影を楽しんでいただきました。

アドバイスをもらいながら撮影する参加者のみなさん
撮影タイムが終了したら再びハレタまで歩いて帰り、ウォーキング終了となります。
ハレタに戻ってから、それぞれ神社で撮影した写真の中からお気に入りの1枚を選び、紹介していただきました。

お気に入りのポイントを説明しながら撮影した写真を発表
フォトウォークの参加者のみなさんは
「プロからレクチャーを受ける」という機会に参加者のみなさんからは、普段あまり意識しなかったことに気づくことができ「わかりやすかった」「参加してよかった」など多くの声をいただき、楽しくご参加いただけたようです。
参加者のみなさんが撮影した写真は、現在ハレタで展示しているのでぜひご覧ください。

参加者のみなさんの写真を展示 〜22.08.05
今後も健康ポイント事業では、さまざまなイベントを実施する予定です。
ハレタ公式LINEやHP・各種SNSで告知いたしますのでお見逃しのないようよろしくお願いいたします。 まだ公式LINEに登録していらっしゃらない方は下記QRコードよりぜひご登録をお願いいたします。

大好きなお花に関わる仕事、だから楽しい
普段何気なく歩いている町内の国道。その国道に花壇があることをご存じですか?
まちづくり会社では、自分の好きなことや得意なことを活かして、町民の困りごとを町民同士で解決するというコンセプトのもと、人材センターまちジョブハレタ(以下、まちジョブハレタ)の運営を行っています。
その、まちジョブハレタをとおして、国道の花壇整備を行ってくださっている町民の方々がいらっしゃいます。
今回は、まちジョブハレタをとおした花壇整備事業と、実際に活動して下さっているまちジョブハレタ会員の皆さんの感想をご紹介いたします。

WRITER
渥美 緑(あつみ みどり)
2022年1月より静岡県から上士幌町へ移住。地域おこし協力隊としてまちづくり会社で活動中。上士幌町で出会う人、ものは基本すべて“初めまして”です。その”初めまして”の瞬間を言葉にして発信できたらいいなと思います。

PHOTOGRAPHER
土門 史幸
フリーカメラマン。2021年6月から上士幌町で地域おこし協力隊としてまちづくり会社で活動中。苫小牧市出身。写真や動画で地域の魅力を伝たい。空・水中ドローンも扱えます。
今回の花壇整備事業で主に活動してくださっているのは、まちジョブハレタ会員の女性4名と男性1名の5名の方々です。
花壇整備事業は5月より始まり、まずは町内を南北に走る国道沿いの花壇の一部に花を植えられるよう環境を整える作業からスタートしました。
農協スタンドから、北に2キロほどの範囲の花壇の雑草を抜いて、肥料をまぜて、耕運機をかけて、また雑草を抜いて、今度は散水作業を行って…という大変な作業を5人で分担して行ってくださいました。

花壇整備の道具の説明を受ける会員の皆さん

まずは草取りから
草抜きが終わった後の花壇は、雑草がひとつもなく見違えるほど綺麗です。
草抜き後、町民の方からも「花壇がすごく綺麗になって嬉しい、ありがとう」と、お声がけいただきました。

草抜き後の土越こし

植栽準備。お花の配送作業中
花壇整備事業について、活動してくださっている会員の方に感想をうかがったところ「もちろん大変には大変だったよ。でもお花が好きだし、好きなことを仕事にできて楽しいよ」「花壇がとっても綺麗になってありがたいという声が嬉しいね、楽しんで作業させてもらっているよ」とお話してくださいました。

植栽作業
今作業をして下さっている会員の方には花の時期が終わる秋頃まで、今後も定期的な草抜きと、花を綺麗な状態に保つための管理を行っていただく予定です。

散水作業
町内の誰かが町のために楽しんで活動してくれているから、国道沿いに花が咲いている。
そんな風に思うと植えられた花がより綺麗に輝いて見える気がしませんか?
散歩をしている皆さんも、休憩がてらそんなお気持ちで花壇を眺めてくださると嬉しいです。

植えられた花壇の花
そして今回の花壇整備事業のように、好きなことや得意なことを活かしたい方、ちょっとした困りごとがあるけど、誰に頼んだらいいかわからないという方、まちジョブハレタまでご相談ください。
町民の困りごとを町民同士で解決する共助のまちを目指して、事務局である私たちも会員の皆さんと一緒に活動していきたいと思います。
(事務局:生涯活躍のまちかみしほろ)
連絡先 01564-7-7630
携帯 080-3413-6997
リンク https://www.machijob.net/
担当 木原、岩部、渥美
※スマートフォン用のまちジョブハレタのアプリもあります。アプリストアで”まちジョブハレタ”と検索下さい。
スマートフォンお問合せ相談窓口「スマホロ」始めました!
まちづくり会社では、2022年5月16日(月)よりスマートフォンお問合せ相談窓口「スマホロ」を開設しました!
スマホロでは、スマートフォンやタブレットの操作で分からないことや新しいアプリを使ってみたいなどのお悩みやお問合せに相談員が親切・丁寧にご対応しております。
今回は、ご対応の流れを相談員が紹介いたします!

R4年度 スマホロ相談員
宮部 純香(みやべ あやか)
2022年5月からスマホロ担当になりました! 大学進学のため一度町を離れましたが、美味しい食材と人の温かさが恋しくなり上士幌町に 戻って来ました。 スマホロ相談窓口が、スマートフォンやタブレットのお悩みはもちろん、楽しくお話をする場にもなっ たら良いなと思っています。優しく笑顔で対応いたします。お一人で悩まず、ぜひスマホロへ!

R4年度 スマホロ相談員
巴 美奈子(ともえ みなこ)
2022年4月~スマホロスタッフとして働いています。産まれも育ちも上士幌町です。散歩が趣味なのですが、上士幌町はいつの季節もどこの場所も景色が綺麗なので大好きです。スマホロ相談窓口はどんな小さな事でも相談を受け付けております。スマホロ相談窓口を皆さまが気軽 にご相談に来ていただける場所になるようにしていきたいです。

PHOTOGRAPHER
土門 史幸(どもん ふみゆき)
フリーカメラマン。2021年6月から上士幌町で地域おこし協力隊としてまちづくり会社で活動中。苫小牧市出身。写真や動画で地域の魅力を伝えたい。空・水中ドローンも扱えます。
場所の紹介
スマホロはハレタかみしほろ(旧ありさわ呉服店)の中にあります。入口から入って右奥のパーテーションで仕切られている区画が、スマホロスペースです。

ハレタの入り口から見たところ
段差がありますので、お越しの際はお気を付けください。

ブース手前に段差がある(靴のままお上がりください)
2席の相談窓口があり、席の間はパーテーションで仕切られているので隣を気にせずご相談いただけます。

ブースの正面
スマホロの内容
相談は平日の9:00〜12:00、13:00〜17:00で受け付けています。
(8月1日からは13:00~16:00までとなります。)
スマートフォンやタブレット操作のお悩みをお伺いし、お客様と一緒に手順を確認しながら、必要な操作をご説明しています。一度に2名様まで対応できますので、お友達同士やご家族の方と一緒にご相談いただくことも可能です。

相談ブース
相談のお時間は1回30分程度となっています。これまでに受けた相談内容は、スマートフォンの基本操作(電話・カメラ・音量調節など)、LINEなどのアプリ操作、スマホ決済方法などさまざまです。
操作の説明だけでなく、実際に相談員と一緒にメッセージアプリでやりとりをしたり、メールを送ってみたり、操作の練習もできます。悩んでいるほどではないけれど、もう少しスマートフォンの操作に慣れたいという方も、ぜひお越しください。

相談を受けている様子
窓口のご利用回数に制限はなく、何度お越しいただいても料金はかかりません。また、1人で相談に行くのは不安だなという方は、前述のとおり、お友達やご家族と一緒にお越しください。
電源がつかない、ページが戻らなくなってしまった、LINEを使ってみたいなど、どんなお悩みでも私たちスマホロ相談員が親切・丁寧に対応いたします。皆様のご利用をお待ちしております。
スマホロ利用方法
【場所】
ハレタかみしほろ
〒080-1408 北海道河東郡上士幌町字上士幌東3線235番地6
【営業時間】
平日9:00〜12:00、13:00〜17:00の間受付しています。
期間は2023年3月31日までです。
現在お持ちのスマートフォン・タブレットをご持参ください。
【相談費用】
無料
【連絡先】
TEL:080-3507-9278
MAIL:smahoro.hareta@gmail.com
相談窓口は予約不要ですが、混雑している場合にはお待ちいただく場合もございます。(事前予約も可能です)
相談の内容によっては近隣の携帯ショップをご案内させていただくこともございます。ご了承ください。
プロから学ぶ!ライター入門講座 -まとめ記事-
2022年2月11日・12日の2日間で開催された「プロから学ぶ!ライター入門講座」で受講生が初めて熱気球に搭乗し、上士幌町のバルーンクラブを取材した記事をまとめました。
受講した4人それぞれの視点を、ぜひ読みくらべてみてください。
>>【ライター講座受講生記事】上士幌の熱気球を支えてきたレジェンド菅原さん
>>【ライター講座受講生記事】“風と一緒に動く”を体験しました
MY MICHIのシェアハウスを紹介します
まちづくり会社では、日本全国の若者たちと上士幌町をつなぐプロジェクトとして「MY MICHI(マイミチ)プログラム」を実施しています。
MY MICHIは、上士幌町の大自然の中で、仲間とともに「遊ぶ・学ぶ・働く」体験を通して「自分らしく生きる」ことに出会う1カ月間のプログラムです。今年度のプログラムについては、別途ホロロジーでも掲載していきますが、今回はMY MICHI の参加者が、参加期間中に共同生活を送るシェアハウスについて紹介します。
シェアハウスの場所
シェアハウスは、まちづくり会社の事務所が入るハレタの2階にあります。
ハレタは上士幌の中心市街地に立地しており、スーパーや薬局、飲食店が徒歩5分圏内にあるため、町内においての生活利便性は高いです。
シェアハウス内の様子
1階の玄関からあがり、2階が居住スペースとなります。玄関は二重ロックとなっているのでセキュリティー面でも安心です。
2階にあがるとすぐに廊下があり、廊下沿いの左側に洗面所やトイレ2ヶ所、右側に大きな収納があります。
廊下のつきあたり一番奥がキッチン、リビングダイニングになっており、リビングダイニングに寝室5部屋とバルコニーが面している構造になっています。

1階玄関

2階にあがってすぐの廊下

右側の大きな収納

キッチン
広々としたキッチンなので、料理も皆で分担して作業できる

リビングダイニング
日当たり良好で日中は明るい

寝室1
共同で使用するため広めの寝室となっている

寝室2
最大収容人数は各室4人

寝室収納
寝室には個人用の収納が備えられている

バルコニー
晴れた日には日差しが気持ち良い
シェアハウスを利用するにあたって
ハレタのシェアハウスでは、どんなメンバー構成になっても生活がしやすいよう洗面所やトイレ・シャワールームが2ヶ所設置されており、男女別で使用できるようになっています。
女性用には洗面台2台完備、洗濯機も男女別になっている
シャワールームとトイレ
シェアハウス内では共用で物品を使用することになりますが、収納場所は誰がみても分かりやすいように管理しているので、どこに何があるかすぐに把握することができます。

収納場所にはラベリングがされている
1階にまちづくり会社のスタッフもいますので、生活の中で困ったことがあったらすぐに相談することも可能です。
快適な生活をシェアする
シェアハウスでの共同生活のイメージはなんとなくつきましたか?
シェアハウスでは居住する空間をシェアするだけでなく、快適な生活や居心地の良さをシェアすることも大切です。
生活をする上でのルールはメンバー全員のためにあるという意識を共有し、お互いに思いやりをもって、1ヶ月間の楽しい共同生活を送ってもらえたら嬉しいです。
その他シェアハウスの基本的なルールはMY MICHIプログラムのオリエンテーションの中で説明を行います。
シェアハウスの内部についてもっと見てみたいという方には、動画もありますのでぜひご覧ください。
MY MICHIプログラムのお申込みについて
今年度のMY MICHIプログラムでは、以下の期のメンバーを募集しています。
第8期 2022/9/26(月)~ 2022/10/27(木)
第9期 2022/11/7(月)~2022/12/8(木)
募集詳細はMY MICHIの募集ページをご覧ください。募集ページから応募・問い合わせが可能です。MY MICHIのインスタグラムでは1ヶ月の生活を送ることになる上士幌町の様子についてアップされています。そちらもあわせてご覧ください。
\ 遊ぶ+学ぶ+働く=可能性 /
地域の新しいコミュニティ『かみしほろ地域食堂うれしか』開催!
『かみしほろ地域食堂うれしか』が2022年4月23日(土)12時より、ふれあいプラザにて開催されました。
開催当日は小さなお子さまから高齢者の方まで、幅広い年齢層に大好評だった第1回『かみしほろ地域食堂うれしか』(以下、うれしか)の様子を取材してきました。
地域食堂とは一般的に一人で食事をとる子どもや食事の提供を必要としている方へ、食事はもちろん、その場をフリースペースとして提供しているボランティア活動です。
『うれしか』は町の皆さんにとって『地域みんなの居場所』となることを目指していて、「地域で採れる食材を使いあたたかい食事を提供していきたい」と運営メンバーのみなさんが集まりました。
「親戚の人や近所の人といった身近な大人と食事をする機会が少なくなってきて、人と食事をする時のマナーや日本の文化とかを知る機会も減ってきていると感じる」「もしかしたらこの町にも、今、何か生きづらさを感じている人がいるかもしれない」
『うれしか』はそういう人にとって、何も考えずにふらっと行ける居場所を作る活動をしています!

WRITER
岩部 栄美
2021年10月~上士幌地町地域おこし協力隊としてまちづくり会社で活動中。北海道清水町出身。これまでのいろいろな経験を活かし、まちの魅力を伝えるライターに挑戦。

PHOTOGRAPHER
土門 史幸
フリーカメラマン。2021年6月から上士幌町で地域おこし協力隊としてまちづくり会社で活動中。苫小牧市出身。写真や動画で地域の魅力を伝えたい。空・水中ドローンも扱えます。
お弁当づくり
開催当日、お弁当作りはふれあいプラザの栄養指導室で行われており、近づくとおいしそうないい香りが広がっていました。栄養指導室に入ると、和気あいあいと提供食材を調理している運営メンバーの皆さんがいらっしゃいました。
ホワイトボードには今回のお弁当のレシピが書かれていて、確認しながら調理をすすめています。今回のメニューは「牛すじカレー(素揚げ野菜)・ポテトサラダ・きなこ大豆」です。「塩加減どうかな」「何時頃できるかな?」などと会話しながら忙しそうに行ったり来たり。お弁当が出来上がった時には私も一緒に達成感を覚えました!

完成した牛すじカレーのお弁当
いよいよオープンです!

『第1回うれしか』開催当日のメンバーの皆さん
多世代の方に来てもらえるのかな?と不安や心配があったようですが、お弁当の配布前から並んでくれた方もたくさんいて「待ってたよ」「頑張ってね」とあたたかい言葉をかけていもらい、運営メンバーもホッとしたようです。

お弁当配布当日の様子
限定30食のお弁当はあっという間に配布終了となりました!運営メンバー皆さん、お疲れ様でした!「おいしかったよ」と言ってくれた方がたくさんいたので、感謝の気持ちと次も頑張ろうとやる気が出たと話してくれた運営メンバーの皆さん。私もたくさんの想いが詰まったお弁当、試食させていただきました。素材の味を重視したやさしいお味のお弁当で、食べると笑顔になり元気をもらえました。とてもおいしかったです。ありがとうございました。
第1回『うれしか』終了後
運営メンバーの皆さんより
早くから並んで待っていてくれた方や、ありがとうと言ってくれた方、美味しかったよと言ってくれた方に感謝しています。これからも皆さんに楽しみにしていただける場所にしていきたいと思っています。
また、食材を提供していただいたまちなか農園の皆さんも「作ったじゃがいもをたくさんの方に食べてもらえてよかった」と喜んでいたそうです。
次回以降もまだしばらくはお弁当での提供になるかと思われますが、来てくれた方々がワイワイと楽しく食事ができる状況になるのがとても楽しみですね。第3土曜日は『うれしか』の日!次回(第2回)は2022年5月21日(土)に開催予定です。
\ 地域みんなの居場所 /
食材提供
・アスパラ・・・高橋農場
・大豆・・・関口農場
・お米・・・篠原農場(東川町)
・じゃがいも・・・まちなか農園(上士幌町社会福祉協議会)
・油・サツマイモ・調味料など・・・町内の方
「うれしか」開催詳細
・開催日時・・・毎月第三土曜日 12時~(予約不可)
・料金・・・高校生(18歳)以下無料、大人は活動応援として100円程度のお気持ちをいただけると幸いです
※コロナ禍の状況を鑑みて、当分はお弁当配布の予定
(30食限定・予約不可・なくなり次第終了)
※告知はインスタグラムのほかチラシ・ポスターにて掲示予定
食材提供やご寄付など皆さんからの応援でうれしかの活動が続けられます。うれしかの活動へのご協力、心から感謝申し上げます。
【ライター講座受講生記事】“風と一緒に動く”を体験しました【熱気球体験談】
静岡から上士幌に移住し、上士幌町民一年生の私。上士幌で起こる何もかもが新しい体験ですが、その中でも人生で初めて、上士幌町のシンボルでもある熱気球にフリーフライトで搭乗させていただき、『風と一緒に動く』体験をしてきました。 体験にあたっては、「㈱生涯活躍のまち かみしほろ」で開催したライター講座の取材体験として、B.T.ZEN(バルーンチームゼン)のパイロット山下さんに、熱気球の操縦をしてもらいながら、熱気球の競技についても教えていただきました。

WRITER
渥美 緑(あつみ みどり)
2022年1月より静岡県から上士幌町へ移住。地域おこし協力隊としてまちづくり会社で活動中。上士幌町で出会う人、ものは基本すべて“初めまして”です。その”初めまして”の瞬間を言葉にして発信できたらいいなと思います。
熱気球に乗ることは風と一緒に動くこと
空を飛ぶというよりも、いつの間にか静かに空にいる。
それが、熱気球に乗った最初の感覚です。
上昇の際、もっと空気の抵抗を感じたり、浮遊感のようなものを感じたりするのでは(そして多少気持ち悪くなったり)と少し身構えていましたが、そんなことは全くありませんでした。
バスケットに乗りこんだその時の感覚のまま、ゆっくりと穏やかに高い位置に移動して、いつの間にか見える景色が変わる。その景色を見て、〈自分が空にいる〉ことにじわじわと気が付くといった感じで、本当に静かに空まで到達しました。
上空では、山下さんから「地上よりも暖かいでしょう? 僕らは今風と一緒に動いているから、僕らに風があたっていないから、暖かく感じるんだよ」と教えていただきました。
熱気球に乗ることは、風と一緒に動くこと。
私が上士幌に移住してきた理由の1つに自然景観の美しさがありましたが、上士幌の人は自然景観の美しさをただ美しいと感じるだけでなく、景観を形成している自然そのものに寄り添って、自分の人生の楽しさを広げているんだなぁと感じました。
上空で見えたもの
搭乗させていただいた2月12日の朝7時頃は雲が多く、準備をしている間に雪が降りはじめました。(記録によると気温は-12℃前後)
そしてこの天候の中だからこそ見えた景色がありました。
「雪が下から降っているように見えない? 逆さ雪っていうんだよ」
降る雪よりも早いスピードで熱気球が降下することでそのように見えるそうですが、確かに熱気球のまわりの雪が、下からふわーっと昇ってきているように感じました。
さらにダイヤモンドダストが太陽の光を受けてキラキラと輝いているのも見えます。
熱気球は上昇を続けて雲を抜けると、今度は360度全方位雲海でした。
山下さんは「飛行機でも雲海を見ることはできるけど、結構なスピードで飛んでいるし、窓も小さいからね。でも熱気球は360度で見えるから…。やっぱりこういう景色が熱気球の醍醐味かなぁ」とおっしゃっていました。

360度の雲海
よく目をこらすと、雲海に熱気球の影が映り、その周りに虹がかかるブロッケン現象も、うっすらと確認することができました。
(ブロッケン現象:太陽などの光が背後から差し込み、影の側にある雲粒や霧粒によって光が錯乱され、見る人の影の周りに、虹と似た光の輪となって現れる大気光学現象)
私としてはこんな景色を見ることができて、今日1日で1年分の運を使い果たしてしまったのではないかと思うほどでしたが、「熱気球に乗る人はだいたい見られるよ」と笑いながら教えてくれました。
山下さんは「せっかくだから町の皆にも熱気球が飛んでいるところを見てもらおう」と雲の下に降下して市街地に近づいてくれました。
移住する前に、何度も何度も上士幌町の地図を確認していた私。
その地図が、今まさに自分の眼下に、美しい冬の景色として広がっている。改めて〈上士幌町に移住したんだ〉という思いをかみしめました。

熱気球から見える上士幌町
冬の熱気球だからこそ見える上士幌の上空と地上の美しさ。
…1年分の運を使い果たしても見たい景色かもしれません。
競技としての熱気球の奥深さ
「自分は競技に興味があってパイロットになったんだよね」と山下さん。
実は体験の前に、熱気球の競技があることは調べていたのですが、「熱気球で何をどう競うのか??」、はてなでいっぱいでした。
山下さんによれば、熱気球競技はスピードではなく、正確性を競うもの。競技の本部が設定したターゲットの1番近くに砂袋を落とせた人が勝ちとのこと。
興味が湧いたので、後日、さらに調べてみました。
前述のとおり、熱気球は風と一緒に動いています。そしてその風は、高度によって吹く方向や強さが異なり、気象条件によって飛行中も刻々と変化するそう。パイロットが操作できるのは熱気球の上下の動きだけで、水平方向の移動は風まかせ。パイロットは変化する風の状況を把握して、さまざまな風を使い分けて目的地に向かっており、そのコントロールの正確性を競技で競うということです。
山下さんのチームの熱気球もそうですが、レース用の熱気球は他の熱気球よりも小さく、細長い形をしていて、素早く上下しやくなっているそうです。

B.T.ZENの熱気球
「例えば、今からそのターゲットを目指すとなったら、どうやって行くかってことなんだけど、風の方向を読んで、熱気球を上下させて近づく。それって難しいよね。それをトップクラスの選手はセンチ単位で競っているんだよ」と教えてくれました。驚愕です。
「だから競技中は、景色は一切見ないでパソコンで自分の現在位置を出して、どっちに進んでいるかを確認。上と下で風は違うから、地上班とどちらに風が吹いているかというのをやり取りして、ターゲット付近の風の情報を得たら、どの角度でどう近寄れるかを計算して、動く。チーム戦です」。
なるほど…。1年分の運を使い果たしている場合ではないということですね。
砂袋を落とすターゲットは気象条件によって、いくつか設定され、各ターゲットで1番近くに砂袋を落とせた人が1番多いポイントをもらえ、各ターゲットのポイントを加算して、合計したポイントで順位を出すとのことです。
「高いところから投げるより地面すれすれに飛んで、ちょこっと置いてきた方が正確性は高いから、競技だとできるだけ低いところに行けた方がいいよね」。とはいえ、低いところを飛ぶのも技術がなければできないことです。
最後、着陸降下の際にも、「この高さまでくると、地上にあるフラッグの吹いている方向を見れば、風の向きが分かるでしょう? それで、フラッグの高さまでいけば、同じ方向に動くって分かるから降りる地点も調整できるんだよね」と教えていただきました。
今回お話をうかがった競技以外にも競技の種類は何種類もあるそうです。
競技をされるパイロットの皆さんは、日々風を読み、風と一緒に動く技術を磨いているのですね。
最初は競技のイメージが全くつきませんでしたが、次の機会には競技の様子をぜひ自分の目で見てみたくなりました。
上士幌町は熱気球の町
移住前、本当にここでいいのか自分達の選択が正しいのか、不安な気持ちで何度も見ていた上士幌町の地図。熱気球から見たら、それは私の不安な気持ちを静めるための情報ではなくて、私を感動させてくれる美しい冬の景色でした。
そしてこの感動や気持ちの全部を含めてこの町は熱気球の町なんだなぁと、私の中でこの町が再定義されたような気がしました。
熱気球に乗ってみたらいつの間にか空にいるように、決断したらあとは起きることに身をまかせて、湧いてくる自分の気持ちに寄り添ってみる。
そしたら、この町のことが『情報』という私の外側の必死に集めるものではなく、感動や気持ちを含めた『経験』という私の一部で私の内側にあるものになる。
“上士幌町は熱気球の町”
フリーフライトをとおして、このことも私の中で情報から経験になりました。
もちろん、必死に情報を集めた自分がいたからこそ、今この町にいて、この景色にたどり着くことができました。だからそんな自分にもお疲れ様を言いたいのだけれど、今はもうすでにこの町にいるのだから、自分の外側の情報ではなく内側に目を向けて、自分の感情や思考の変化を楽しめばいい。
そしてそういう経験が積み重なれば、移住者という私の輪郭が少しずつ滲んで町になじんでいくのかもしれない。
ちょっと大げさだけれど、真っ白な冬の上士幌町を俯瞰して、そんなことを考えた初めてのフリーフライトでした。
これからもこの美しい町に、筆で絵の具が溶けて滲んでいくように、どんどん私を滲ませていきたいなぁと思っています。
『かみしほろ地域食堂うれしか』の想い
『かみしほろ地域食堂うれしか』が2022年4月23日(土)12時より、ふれあいプラザにてオープンします!
うれしか立ち上げに動き出したのは、以前ハレタでベトナム食堂を開催してくださった鈴木香さんです。地域の新しいコミュニティをつくるため、日々意欲的に活動されている鈴木さんに『かみしほろ地域食堂うれしか』(以下、うれしか)オープンにあたっての想いをお聞きしました。

INTERVIEWER
岩部 栄美
2021年10月より上士幌地町地域おこし協力隊としてまちづくり会社㈱生涯活躍のまち かみしほろで活動中。北海道清水町出身。これまでのいろいろな経験を活かし、まちの魅力を伝えるライターに挑戦。

INTERVIEWER /WRITER
渥美 緑
2022年1月より静岡県から上士幌町へ移住し、地域おこし協力隊としてまちづくり会社 ㈱生涯活躍のまち かみしほろ で活動中。静岡県裾野市出身。上士幌町で出会う人、ものは基本すべて“初めまして”です。その”初めまして”の瞬間を言葉にして発信できたらいいなと思います。
地域食堂とは?『うれしか』はどんな場所?
鈴木さんにとって地域食堂とはどんな場所ですか。その中でもうれしかはどんな場所を目指していらっしゃるのかお聞かせください。
地域食堂とは一般的に一人で食事をとる子どもや食事の提供を必要としている方へ、食事はもちろん、その場をフリースペースとして提供しているボランティア活動です。
『うれしか』は町の皆さんにとって、第二の実家とまではいかないけれど、何も考えずにふらっとお茶を飲みに行けるような『地域みんなの居場所』となることを目指しています。

素敵な考えをたくさんお話ししてくれた鈴木香さん
現代の子供たちは、私が子供の時と比べると、親戚の人や近所の人といった身近な大人と食事をする機会が少なくなってきて、家庭内で人と食事をする時のマナーや日本の文化とかを知る機会も減ってきていると感じています。家庭内でそういう機会が持てなくなってきているのであれば、地域でそういう役割を果たせればいいんじゃないかと思いました。
それから、もしかしたらこの町にも、今、何か生きづらさを感じている人がいるかもしれない。そういう人にとって、何も考えずにふらっと行けるところがひとつでも多くあれば、「ここがダメでもこっちに行けばいいんだ」ってなるんじゃないかなと思って。もちろん、そういう場所があっても悩んでいる問題そのものが解決するかは分からない。でも、とにかく皆が居心地よく過ごせる場所、そういう場所のひとつにしていきたいと思っています。
地域食堂を立ち上げようと思ったきっかけ
鈴木さんご自身、そういうコミュニティの場をつくりたいと考えるようになったきっかけがあったのでしょうか。
私は結婚を機に15年前に上士幌に来たんですけど 、元々は帯広でケアマネージャーをやっていて介護の世界に長くいたんです。その時に訪問した方の中に、独居の方もいて、そういう方は人とコミュニケーションをとる機会もなくて、日頃一体どうやって過ごしているんだろうってすごく思っていました。 なので最初は高齢者の方に目を向けていたんです。その後、自分が子育てをするようになって高齢者だけでなく、子供にも目を向けるようになりました。
そういった中で上士幌町にみんなの居場所になる場所があったらいいなぁと漠然と思うようになりました。

鈴木さん自身、3人のお子さんがいる
地域みんなの居場所
運営メンバーの中にはフリースクールで働いていた経験のある人もいるので、将来的には遊びに来てくれた子供たちに学習支援をしたり、自分でも何かやってみたいと思ってくれたら、提供する料理の調理とか盛り付けとかを手伝ってもらったりということもできるかなと思っています。
『うれしか』は地域の『食堂』なんですが、食事提供の場というよりも食を通じて、町の人が町の人と触れ合う場にしていきたい。『地域みんなの居場所』として活動をしていきたいです。
食を通じて心地よい居場所をつくる。さらに、来てくれたお客さんとのコミュニケーションや運営メンバーの方一人一人の特技を活かすことで、場所としての可能性もひろがっていく感じがしますね。
運営メンバーの方は他にどんな方がいらっしゃるんでしょうか。
主に活動に参加してくれている運営メンバーは20代から70代までの13人です。私個人が一緒に働きやすいなと思う人と私だけで作り上げたものが、必ずしも来てくれるお客さんにとっても心地よいとは限らないと思っていて、立場も仕事もあえてバラバラの運営メンバーにしています。
運営メンバーの中にも様々な人がいて、料理の得意不得意もあったり、子育て経験の有無とかも違うし、だからこそ、それぞれの視点からうれしかについて考えられること、お互いの得意を持ち寄って進めていけることが、『うれしか』の強みになっていると思います。

運営メンバーの打合せの様子
(画像提供:うれしかインスタグラム)
運営メンバーの皆さんの年代の広さをお聞きしただけで、様々な立場の人がいらっしゃるのが想像できますね。
私は今40代で、中学生2人と2歳の子供がいますが、私の周りだけで人を集めてしまうと、私と同じような人以外、来にくくなっちゃうのかなと思っていて。
なので、運営メンバーを集める時も私が積極的に声をかけたわけじゃないんです。
『うれしか』ができるまで…
そうすると、鈴木さんはいつ頃から地域食堂をオープンすることを考えていて、運営メンバーはどうやって集まっていったのでしょうか。
社会福祉協議会で生活支援コーディネーターをしている小泉さんと一緒に、2年前から『まちなか農園』という地域の方と共同で畑作物を作る活動をしています。そこで知り合った方に、こんなことをやってみたいんですよねって軽く言ったんですよ。 そしたら、「大したことは出来ないけれどご飯作るぐらいなら手伝うわ」って言ってくれて。それから趣旨に賛同してくれた人がさらにお友達を連れてきてくれたりして、徐々に人が集まってきてくれて、うれしかが形になっていったという感じです。
2年前から、鈴木さんの中で『うれしか』の構想はあったということなんですね。
そういう場所があったらいいな、という想いは大体3年前から思っていました。当時は私一人でできるわけないし、そういう活動を誰かがやってくれたらいいなぁ、そしたら私はメンバーとして入りたいなぁというスタンスでいました。その後にまちなか農園の活動をしていく中で、小泉さんも同じような考えを持っているということが分かって、一人ではできないけれど他にも人がいればできるかもしれないと考え始めました。
それとまちなか農園で収穫の時に、ちょうど新型コロナウィルスの影響で収穫祭ができなくなってしまって…。自分たちで収穫して食べるのではなく、認定こども園等の町内の施設に作物を使っていただくことになりました。そうすると、ただお渡しするだけの形になって、せっかく作った作物なのに、ちょっと寂しいなと思って。
その時に「そうだ地域食堂やりたかったんだ!」って思い出して。食堂を運営したら、そういう時の受け皿にもなり得るし、農園で作った作物を地域の人に直接食べてもらえたり、農園に参加している方も自分で作った作物を自分で食べることができてっていう、なんとなく地域内での循環ができるんじゃないかと思って徐々に活動を始めました。
地域の皆さんにむけて…
家庭で果たせなくなった役割を地域で果たしていく、地域みんなの居場所をつくっていく…どれも素敵な考えですね。その考えをどんどん行動にうつしていかれるのが鈴木さんのすごいところだと思いました。
最後に地域の皆さんに向けてメッセージをお願いします。
地域のみなさん、はじめまして!『かみしほろ地域食堂うれしか』です。私たちは「地域みんなの居場所」を目指して活動を開始しました。コロナ禍の状況がもう少し落ち着いたら、みんなでご飯を調理したり食べたりすることを通して、色々な世代の人と関わることができる場所、お子さんが一人でも来ることができる安全な居場所を作っていきたいと思っています。
食事の提供だけではなく、安心する空間や笑顔あふれる時間をみなさんと作り上げていきたいと思っています。「第三土曜日はうれしかの日」と覚えてもらえたら嬉しいです。
みなさんが来てくれることを運営メンバー全員楽しみにしています!
第1回目の詳細
(画像提供:うれしかインスタグラム)
第三土曜日は第二の実家にふらっと行ける日、まだ知らない町の人と出会えるかもしれない日、町の人が作った野菜を食べれるかもしれない日。うれしかの日は手帳に書いておきたい楽しみな日になりそうです。
初回は新型コロナウィルスの感染状況を考慮して、お弁当の配布となるそうです。お弁当は限定30食!鈴木さんと運営メンバーの想いが詰まったお弁当、ぜひ召し上がってみてはいかがでしょうか。
\うれしかインスタグラム/
かみしほろ地域食堂うれしか
・場所
https://www.instagram.com/ureska.kamishihoro/
ふれあいプラザ調理室 (お弁当配布は機能訓練室)
・開催日時
毎月第三土曜日 12時~(予約不可)※初回のみ4月23日の第四土曜日
・料金
高校生(18歳)以下無料
大人は活動応援として100円程度のお気持ちをいただけると幸いです
※コロナ禍の状況を鑑みて、当分はお弁当配布の予定
(初回は30食限定・予約不可・なくなり次第終了)
※告知はインスタグラムのほかチラシ・ポスターにて掲示予定
食材提供やご寄付など皆さんからの応援でうれしかの活動が続けられます。うれしかの活動へのご協力、心から感謝申し上げます。