スポーツゴミ拾いに参加!ゴミ拾いが楽しい!
10月11日の日曜日、上士幌町でスポーツゴミ拾いが開催されました。このスポーツゴミ拾いは、あらゆるスポーツの例に漏れず心技体が重要となっていて、指定された時間中ゴミを拾い続ける体力、目を凝らし落ちているゴミを見つける技術、そして勝利のために家庭ゴミを持ち込んだりしない強い心が必要となる非常にシビアなスポーツです。スポーツマンシップに則り正々堂々楽しみましょう。
WRITER
渡邉 史也
JICA訓練生。1997年生まれ。茨城県出身。上士幌町のあらゆる人、場所、生業に広く目を向け、自分の琴線に触れるものをどんどん紹介していきたいです。
スポーツゴミ拾いとは?
スポーツゴミ拾いは、ここ上士幌町では教育委員会が主催し、今回で5回目の開催となります。参加者は4人一組で1チームとなっており、先着9チームまでの参加となっていましたが、しっかり9チーム参加しており、このイベントの人気度合いがうかがえました。
私たちはチーム「うれしほろ」として参加、目指すは優勝のみ!朝の9時から受付が始まり、30分にはルール説明が行われました。
ルールは、90分の制限時間内に、集合場所である交通公園を中心とした半径約1キロに落ちているゴミを拾います。燃えるゴミは100gで2ポイント、燃えないゴミは100gで1ポイントとなっていて、ポイントの一番高かったチームが優勝。今回から新たなルールとして、チェックポイントでチームの写真を撮ってこないとポイントが半分になってしまうルールが追加されたそうです。そのチェックポイントは「スポーツセンター」「上士幌小学校」「道の駅かみしほろ」のうちどれか一つ。くじによってその場所が決められるので、皆どこになるのか分からないドキドキの瞬間です。
「うれしほろ」のチェックポイントは…
道の駅! 周辺にはお店も複数ありゴミも落ちているのでは? と期待しながらのスタートとなりました。
競技スタート
交通公園から道の駅を目指して南へ。上士幌はポイ捨てがあまりないように感じていましたが、探してみると案外見つかるもので、たばこの吸い殻、ペットボトル、発泡スチロールなどがいたるところに落ちていました。
それらを拾いつつ道の駅を目指していると、道沿いの林で大量のゴミを発見。これはいい収穫になったのではと思いつつ、我々のチェックポイントである道の駅に到着。そこではなんと、上士幌名物の熱気球が上がっていました。
ずっと体験してみたかったのですが、残念なことに体験搭乗はこの日が最後らしく、体験することなく終わってしまいました。心残りとなってしまったので、今度は何とか…。しかし今はゴミ拾い! 心を鬼にして道の駅の写真を撮り、ゴミ拾いを再開。その後も見慣れた町の少し奥に目をやりつつ、散策を続けること数十分。燃えないゴミの袋がいっぱいになりました。
もうそろそろ帰ろうかとなり、再び集合場所に集まると、既にほとんどのチームが集まって、集めたゴミを前に写真を撮ったりしていました。
結果発表
そして全チームが集まり、結果発表の時間に。さて、チーム「うれしほろ」は一体何位に…?
8位!!! え!!!?? 結構集めたのに!!??!?
そう思いつつも総重量を見てみると、「うれしほろ」は4.3kg、一位のチームはなんと23kgでした。格が違う。
予想よりもかなり低い順位となり不完全燃焼となる一同でしたが、全チームが景品をもらえる様子。何がもらえるのかと思いつつ中を開けてみると…?
ありがとうございます!!!
具体的に何がもらえたのかは敢えて伏せておきますが、非常にいいものでした。上士幌のゴミ拾いはどうりで参加者全員かなり本気なわけだ(そこではない)。
ちなみに、全チーム合わせて85.9kgのゴミを拾いました。すごい量!!
しかし8位は悔しい! 次こそは優勝を!!!
ということで、イベントに参加してみての感想は、普段あまりゴミが落ちていることに気づいてないんだなということでした。
このイベントに参加してからというもの、ゴミが目につくようになり、普段から一人でゴミ拾いをする習慣が身についたように思います(笑)。
ゴミ拾いイベントというと少し堅苦しく参加しづらいイメージもあるかもしれませんが、スポーツゴミ拾いイベントには、ゴミを拾うことをチームで競ったりチームで取り組むのでコミュニケーションが取れたり、景品がもらえたりと、楽しい要素が散りばめられていました。「まだ参加したことがない」という方も、ぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか?