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かみしほろの暮らし

インタビュー「ママのHOTステーション」への思い

2021.2.21
インタビューまちづくり会社子育て

「上士幌町で子育てをするママたちが笑顔になれる場所をつくりたい」。(株)生涯活躍のまちかみしほろが開催している「ママのHOTステーション」は、そんな思いからはじまりました。この事業を企画した倉嶋香菜子さんに、事業を立ち上げた経緯やママたちへの思いについてお聞きしました。(制作・ホロロジー編集部)

プロフィール・ママのHOTステーション担当

倉嶋香菜子さん

大阪府出身。2020年に家族5人で上士幌町に移住、地域おこし協力隊員として(株)生涯活躍のまちかみしほろに勤務。保育士などの経験を活かし「ママのHOTステーション」事業を企画、事業運営を担当している。

ママのための場所をつくりたかった

――「ママのHOTステーション(以下、HOTステーション)」を企画した経緯を教えてください。

倉嶋:上士幌町は他市町村と比べてみても、子育て支援が充実していると思いますが、まだまだできることはたくさんあると感じています。HOTステーションは、特に産前産後のママの居場所をもっと増やしたいと考えて企画しました。ここは実は赤ちゃんではなく、ママのための空間です。子育てをしているママたちがお互いに顔を見せ合って会話を楽しんだり、悩みを共有できる場所をつくりたかったんです。

――事業の名前に「ママ」と付けられているのも、そういう理由なんですね。「子ども」や「赤ちゃん」ではなく。

倉嶋:はい。正直、子どものための場所はよくあると思っているんです。子育て支援センターなどがそうですよね。でもその場所に行くのは「子どものため」。自分のための場所ではなく、子どものための場所だから行くんですよね。でもそこは子どもが主役の場所なので、ママたちが名前を呼ばれることは少ない。

赤ちゃんを抱いて寝ている子供

中程度の精度で自動的に生成された説明

――「〇〇ちゃんママ」「〇〇くんパパ」みたいな。

倉嶋:ママの名前を知らなくてもコミュニケーションが成り立ってしまうんです。でも私はそれが嫌なんですよね。だから私はHOTステーションに参加してくれる皆さんには、必ず下の名前で呼んでいます。アンケートで「下の名前で呼んでくれることが嬉しい」と答えてくれるママも多いです。

――すごく些細なことなのに……。

倉嶋:ママにとっては、そんな些細なことが喜びなんです。結婚したら姓が変わる人が多いから、慣れ親しんだ自分の名前って、下の名前なんですよね。その名前ですら日常生活で呼ばれなかったら、「自分ってなんなんだろう……」って疎外感を感じてしまう人も多い。だから、子どもの名前以上にママの名前を呼ぶようにしています。

子育てをみんなで楽しむ空間でありたい

――HOTステーションでは、赤ちゃんはどのように過ごされているのでしょうか?

倉嶋:自由にさせていますね。ママたちにも「赤ちゃんは自由にさせておいて大丈夫だよ」と声をかけています(笑)。ママが自分の赤ちゃんをずっと抱っこしていたり、ずっとあやしているということはありません。もし泣いたりしたら、その場にいる参加者同士で抱っこしたりあやしたり、交代で見守ります。

カラフルなケーキ

中程度の精度で自動的に生成された説明

――必ずしもママが自分の赤ちゃんの面倒をみる場所ではないんですね。

倉嶋: HOTステーションは、子育てをみんなで楽しむ空間でありたいんですよね。参加してくれるママには、一人で赤ちゃんを見るのではなく、その場にいるみんなで見守って、みんなで育てていこうということを意識してほしいんです。例えば抱っこの仕方も、「〇〇くんはこの揺れがお気に入りですぐに泣き止むの」と言えば、その抱き方をみんなで研究したりします。その子のママが抱き抱えたら「抱っこの師範が抱えたよ!みんな抱え方を勉強しよう!」って(笑)。

――楽しそうですね。

倉嶋:はい、楽しくしたいんです。何気ない会話でママたちと一緒に楽しんで、笑い合う場所でありたい。合わせて、ママたちをねぎらうことも心がけて大切にしています。

ママたちに「ありがとう」を伝えたい

――ママたちをねぎらう場でもありたいと?

倉嶋:はい。私は以前、児童福祉施設の職員として働いていて、今までに1,000組以上の親子と関わってきました。さまざまな生活環境下で必死に子育てをされているママたちと接しているなかで、そんなママたちを「愛しい」と思うようになりました。なぜなら、ママって育児も家事も「できて当たり前」と思われているんですよね。だから弱音も吐けないし、一人で育児を頑張ってしまうママもすごく多い。だから私は、そんなママたちにこそ「ありがとう」という言葉を伝えたいんです。

――そんな思いをお持ちなのですね。

倉嶋:私も3人の子育てをしていますが、自分も辛かった時期があったし、夫に頼れない時期もあった。だからその不安や孤独は私が経験してきたことでもあるんです。だから私はママが悩みを打ち明けてくれたときなどは「私もその時期は辛かったなあ」と、同じ母親として共感しますし、だからこそ「頑張っているね。ありがとう」と伝えています。

人, 屋内, 窓, 座る が含まれている画像

自動的に生成された説明

――「ありがとう」はすごく嬉しい言葉です。

倉嶋:「ありがとう」「ママ頑張ってるね」という言葉は、何より私自身がかけてほしかった言葉なんですよね。私が「ありがとう」と言葉をかけると、ポロポロと涙を流すママたちもたくさんいます。

――ママ泣かせ!

倉嶋:多分、100人は泣かしてるんじゃないかな(笑)。

地域の人たちとの交流を広げていきたい

――事業がはじまって数カ月で、すでにたくさんのママたちがHOTステーションに参加していると聞きました。これからこの事業をどう育てていきたいと考えていますか?

倉嶋:地域の人たちとの異世代交流ができる場にもしていきたいと考えています。赤ちゃんやママたちが、もっと気軽に町の人たちと交流できる場所にして、人と人とをつないでいきたい。ママたちには「地域には自分の子どもを愛してくれる人がたくさんいるんだ」ということに気づいてほしいんです。

白いシャツを着ている女性

中程度の精度で自動的に生成された説明

――「自分の子どもが地域の人にも愛されている」ことに気づくと、ママの頼れる場所が広がりそうです。

倉嶋:例えば「ふれあいプラザ」でHOTステーションを開催すると、そこに来ている町の人たちは必ずママや赤ちゃんたちに声をかけてくれます。「かわいいね」「子育て頑張ってね」そんな何気ない一言が、ママたちには大きな励みになるんですよね。HOTステーションは「子育てをみんなで楽しむ」と言いましたが、それは地域の人たちも含めてみんなで赤ちゃんを見守り、みんなで育てていける環境をつくっていきたいという思いもあります。

――素敵な思いですね。

倉嶋:今の時代はSNSの影響もあってか、ほかの人の子育てと比べてしまう親も多いんですよね。でも、比べる必要はないんです。親もそれぞれ、子どももそれぞれですし。子育てはすごく幸せなことですが、不安になることも多い。特に第一子のときは初めてのことばかりで不安や悩みを感じるママはたくさんいます。でも、そういうときこそ子どもの成長を一緒に喜んだり、ママたちと一緒に笑い合えたらいいなと思っています。

—–

自身の経験から、ママたちが安心できる場所をつくりたかったという倉嶋さん。HOTステーションはそんな倉嶋さんの思いから生まれ、成長しています。「子どもは一人で育てるのではなく、みんなで育てる」「子どもの成長を一緒に喜んで、一緒に笑い合いたい」。倉嶋さんのそんな言葉が印象に残るインタビューでした。

INFO

ママのHOTステーション

毎週金曜日開催(祝日、年末年始等を除く)
時間:10:00~16:00
場所:「ハレタかみしほろ」または「ふれあいプラザ」
「ママのHOTステーション」事業紹介については、こちらの記事をご覧ください。

詳しい開催情報などは、インスタグラムで発信しています。ぜひフォローしてください。

インスタグラム:https://www.instagram.com/hot_station2020/
インスタグラムはこちらの2次元バーコードからもご覧いただけます。

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